MOON PHASE 雑記

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「ノエイン もうひとりの君へ」第24話

最後の最後まで『認識』=『noein』というテーマを貫き通した作品だった。人が人を認識して初めてその存在は確定される。そして、未来は無限にあり、未来を決めるのも自分次第。人はお互いを認めて未来を掴んでいくものだという、現代の都会的な冷めた人間関係に向けたメッセージ、みたいな?ハルカを忘れる自分なんてあり得ないと、ユウがノエインを否定した事で、ノエインの存在は確定されず、消えるのはノエインの方。アトリは巨神兵化してシャングリラの侵攻を食い止め、トビは半確定状態に陥った時空を確定させ、“撃たれなかった”郡山さんが篠原をぶん殴り、コサギはレイズシミュレーターを破壊しラクリマを疑似観測者から解放、そして、ユウとカラスとハルカがノエインを滅ぼした。疑似観測者によって存在を確定していた竜騎兵たちが青い雪になって皆消えていくのが、とても綺麗で切ないなあ。「時の放浪者」の正体とか、ハルカの「龍のトルク」の力のその後とか、いくつかぼかされたままで、ラストが駆け足気味に感じたのは否めないけど、それを差し引いても良く出来た物語でした。

「鍵姫物語 永久アリス輪舞曲」第13話

有人ときらはが謎の空間に吸い込まれて、着いたところはド○クエ風ファンタジー世界だった!あまりに突拍子もない展開に開いた口が塞がらない(笑)。鍵を持った勇者一行は、囚われの王様・お妃様を救い、元の世界に戻るために大冒険。エンディングにいるけど本編で活躍できなかったヒロインも含め、全ヒロイン総出演。前回予告の、『嫌い』連呼はそう来たか。有人の変身未遂シーンで、おもいっきし吹いたよ(笑)。王様タキオンもキモ過ぎるし。有人とタキオン王が放つホモ臭と、訝しげな視線を向けるありす。スタッフもノリノリだな。ようやく元の世界に戻れたと思ったら、きらはの夢オチ!?…じゃなくて、有人の創作物語でしたとさ。有人が物語を書き続ける限りありすは物語の中で生き続ける、『終わらないありす』の一例を示しました的な、DVD特典みたいな話でした。作画はシリーズ通して低空飛行だったけど、後半は超展開で化けた怪作。

「地獄少女」第25話

滝壺に落ちたはじめちゃんとつぐみは、仙太郎の記憶を見る。村の掟としてオヤシロサマ山神に捧げられてしまうあいを、仙太郎が守ると誓って、あいを匿うことに成功。しかし、毎晩の仙太郎の不審な行動が噂になって遂にバレてしまう。良く6年もの間、見つからなかったもんだな。今度こそ家族と共に生き埋めにされてしまうんだけど、自分の罪を償うために、あいを埋めることを強要させられる仙太郎。ここで、誓いを守るためにと共に埋められる道を選んでいれば、あいの心は救われて一応トゥルーエンドだったと思うんだが、仙太郎は逃げ出してしまう。地中から蘇ったあいは村を焼き払う。仙太郎自身はこれと言って悪くないな。完全にあいの逆恨みだと思うけど。今回の話だけでは、あいが地獄少女になった理由が明らかになってない。これだけだと、ジルが地獄少年になれた条件と大して変わらないし。それだと、あいとジルは単純に力の差だけの違いって事になってしまうが。次回最終回、つぐみが依頼人になって、ターゲットははじめちゃん?