MOON PHASE 雑記

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「CLANNAD」第14話

ことみ編完結。ことみの誕生日に行けなかったこと、辛い記憶から逃げたからか、ことみとの記憶を失っていた贖罪、そして純粋にことみを大切に思う気持ち。色々な感情が交錯してるんだろうけど、そんな朋也の努力によって庭はかつての姿を取り戻し、ことみの閉ざされた心を開いた。修理の間に合わなかったヴァイオリン対策は、引換券贈呈で解決。Key的には、お米券を進呈して欲しいところだが(笑)。渚と藤林姉妹の協力も目立っていて、リセット方式にならないアニメの構成的には、やっぱり原作よりも友情物語寄りにせざるを得ないんですよね。恋愛要素を前面に押し出して、渚と藤林姉妹とことみで朋也を取り合う修羅場展開も見てみたい気はするけど、それはまた別のメディアで各自補完って感じか。大好きな朋也くん、と2度も告白されたのに、親が娘を見守るかの如く、まるで動揺しない朋也は大物すぎるぜ。朋也とことみの関係をあくまで友達レベルに抑えてしまったので、どうしても印象が薄くなる。だから、10年の時を費やして、世界中の人たちの優しさが届けた両親からのプレゼントと、飛行機が墜落するまでのわずかの時間、研究成果の全てを捨ててまで死の間際に残した1通の手紙と言うインパクトの前に、朋也たちの成したことは全て霞んでしまう。でも、この結果はCLANNADが掲げるテーマとして決して間違ってなどいない。なぜなら、これは“家族”の物語なのだから。朋也がことみの誕生会に行けなかったのは、友達を連れてくると言ったのに、それが出来なかったからと言う理由。子供心と言うか、小学生ぐらいの男の子だったら、そう考えてしまったのも確かに仕方ないな…。ことみが舞い踊る光の玉に包まれながら語るクライマックスシーンの泣かせる演出は良かったなあ。ことみは留学を回避したようなので、今後もちょい役で出番あり?次回から演劇部活動再開&バスケ編へ。春原が復帰して、芽衣も登場ですな。CLANNADで一番胸糞悪いサッカー部のアレはやるんだろうか?

「H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜」第3話

今回は原作の素材を上手く料理していたので、なかなか良かったですよ。作画も回復したし。ひなた当番回で、タイトルロゴもひなた仕様に。音羽登場シーンは無駄に力入れすぎだろ(笑)。琢磨の目は、わざわざ時計のボタンを押して時刻確認してたり、完全に回復してるわけではなく、まだ何か仕掛けがありそう?いつの間にか琢磨が村の事情を聞いたことになってたのは驚きなんだが、肝心の“事情”の中身についてはスルーなのか?まあ、原作でも部落差別や権力抗争に関するしがらみなどについては詳しく言及せず、プレイヤーの解釈に任されていた部分なので、表現にうるさいアニメ版では、なおさら直接触れるのは禁忌なのかもしれませんが。それにしたって、事情を知ったのにも関わらず問題の解決策を講じるよりも、掟を無視してはやみと友達になろうとする強引さは、目が見えなくて今まで何も出来なかったから自分に出来ることをしたい、という建て前で取り繕っただけの自己満足に感じてしまうな。でも、その行動力のおかげで、はやみがデレの兆候を見せはじめたので許そう。ツンデレの真価は、男の前でツンツンしてる姿と、一人でいる時に見せるデレとのギャップにありだ!はやみには、脳内妄想ダダ漏れの独り言をどんどん言わせてください(笑)。言い訳の練習とか可愛すぎ。登校シーンで引き下がらず、ひなたに対抗意識燃やしたのは意外。ずっと独りぼっちだった反動で独占欲も強くなってそうだ。ひなたは原作よりもビッチっぷりが目立つんだぜ?ひなたの琢磨に対する態度は、祖父に強要されてるのが一目瞭然なので、嫌悪感を抱かせるほど酷くはないけどさ。はやみが早めにデレ入って、ひなたが積極的なので、イジメ問題よりも三角関係の修羅場がメインになってしまうのでは?村長の娘と仲良くしていただけで焼き討ちされてしまった小日向家。ひなたが、『ひなたの名を汚してはならない』『ひなたは良い子でなくてはならない』を頻りに訴えていたのと、ひなたにはほたるという妹がいたけど亡くなってると言うこと、そして、第1話の保健室のシーンで琢磨がひなたちゃん?と呼んだら、音羽が呼んだ?と応えたこと。それらを一つに結べば、ひなたがはやみを裏切ってまで“良い子”になろうとしている理由が見えてくるはず。次回は、演出・絵コンテ:山本天志、作画監督:伊部由起子の「ななついろ★ドロップス」コンビをはまじ当番回に起用するとはやってくれる。√aaaで初登場だった雪路も出るらしいので期待。