「スレイヤーズREVOLUTION」第8話
アメリアが崩霊裂(ラ・ティルト)連発してたけど、扱いがしょぼくて涙。精神系最強呪文で、数少ない呪文詠唱がある魔法の中でもカッコイイから、期待してたのに。まあ、相手がゼロスでは仕方ないか…。ジョコンダ侯爵領を目指すリナたちの前に立ちふさがるのは、ワイザー&ゼロスの胡散臭いコンビ。色々と真意を隠してると言う点で、確かに似た者同士なんだけど、今まで何度も関わってるゼロスと違い、ワイザーは、何がやりたいのか未だに良くわからない。ゼロスの口車に乗せられて、リナを陥れるコント展開にしても、どこまで本気なのやら。知ってて騙されてた気もするし。リナが最も恐れてる郷里の姉ちゃんことルナ・インバースネタが使われたのは、ちょっとしたサプライズ。まあ、トラウマを植え付けられてるリナとは別に、純粋な意味でも、赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)なんぞを相手にしたら、ゼロスでも勝てないと思う(笑)。ここで切り札を使ってマジバトルするならともかく、本当の敵は別にいるわけで、そこまでのリスクを負う必要性はないと踏んで、機転を利かせたリナは、わざとゼロスたちに捕まって労せずジョコンダ侯爵領まで運んでもらうことに。しかし、今まで何度もゼロスより格上の魔族と戦ってきたのに、ゼロスには勝てないと決め付けてるのは凄く違和感があるなあ。
「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」第7話
自分の理想と食い違う現実に憤りを感じ、その悩みを周りにも理解して貰えず挫折する黒田と、それを友達みんなで励まして、ほのみがツンデレって一件落着と言う、青春してる話。世の中には理不尽な客もいることは否定できないが、時計修理の依頼は、黒田の方に非はないだろ。依頼人の心情を読み取らなければならないカウンセリング能力まで求められてるのかもしれないけど、それにしたって、ろくなフォローもせず、やたらと卑屈な指導員は何の為にいるのかわからん。とまあ、表向きはそんな感じだったんだけど、実際は、ひよりが豪太に恋心を抱くきっかけとして、体良く使われたっぽい黒田が哀れだ。自動車の急ブレーキ音で、てっきり交通事故かと思えば全然関係なく、前触れもなく風邪をひいて倒れたソラは、病院を拒んだり、親に伝えたかどうかを気にしてる素振りから、コミック版の余命半年設定と同じ伏線の可能性も高いけど、今回に限って言えば、豪太とソラを離すことで、ひよりがソラを通してではなく、直接豪太を見るように仕向けるチャンスを作る為の都合と言う意味合いが強いだろうね。一見、何の必要性もなく趣味でねじ込んでるだけのような路上ライブのシーンしても、豪太がソラと一緒じゃない理由を聞かれたことによって、豪太とソラがいつも一緒にいるように見られている関係性を強調する意図があったのだろう。これから終盤にかけて、豪太とソラとひよりの三角関係に焦点が絞られるのかなあ?今までの魔法遣いシリーズは根底に恋愛事情が絡んでたけど、今回は作風的に恋愛とは無縁に終わりそうな雰囲気だったのに、そうでもないのか。このキャラデザで修羅場になるのは想像できん(笑)。