MOON PHASE 雑記

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「喰霊-零-」第1話

原作既読。と言っても、世界観を踏襲しただけで、登場人物もストーリーも原作とは別物のオリジナルストーリーなので、原作の内容を知っていても、予備知識として役に立つかは不明。今回の作中でも環境省の退魔師がどうのと少しだけ出てきたけど、原作は環境省・超自然災害対策室に属する土宮神楽と弐村剣輔が主役。一方、アニメ版は、防衛省・超自然災害対策本部に属する特殊戦術隊第四課のメンバーが主役。ただ、第1話を見た限り、トオルの恋人を悪霊化させたのは三途河カズヒロで、第四課を全滅(?)させた刀少女は諫山黄泉に見える。どうやら原作にもいるキャラを登場させるっぽいので、そう言う意味では原作を知ってた方がより●●楽しめそうではあるね。黄泉がセーラー服姿で戦ってるところを見ると、原作より過去の話なのは間違いなさそうだ。コメディタッチの割合が多い原作に比べて、アニメ版はシリアス重視のようで。Aパートでは、恋人を悪霊にした敵を自らの手で滅ぼすために戦うトオルと、そんなトオルの危なさに気付きながら見守ってるナツキたち第四課の仲間が魑魅魍魎と戦いを繰り広げる退魔バトルものにしか見えなかったので、これだったら普通に原作をアレンジした方が良かったのでは?と思ったのですが、Bパートでは事態が急転して、主人公もヒロインもみんな全滅と言うサプライズが用意されてました。カテゴリーC相手なら一般兵でも対応可能。カテゴリーBなら倒せる第四課も、カテゴリーAには手も足も出ず。力量差を見せながら最後に落とされたのでインパクトは絶大。地上波はグロ規制が入ってるようなので分かり難かったけど、メガネ君は串刺しにされるわ、ナツキは首ゴロンだわ、トオルは切り裂かれるわ、そのまま映像もBGMもなく、炎が爆ぜる音だけで流れていくエンドロールが怖すぎる。次回予告もないし、続きが気になる掴みとしては大成功かと。さすが『空鍋』を生み出したスタッフ、釣るのが上手いね。このまま本当に全滅だったら伝説になりそうだけど、どうなるんだろう?
1. 蝶の羽を見た瞬間から敵に見せられていた幻覚・夢オチ
2. 本当に全滅したけど、裏返って殺生石の力で悪霊化して、第四課は悪霊部隊となって戦い続ける
3. プロローグがエピローグ的な位置付けで、次回から第四課結成前に時系列を遡るか逆順かシャッフル構成に
4. 第四課は全滅で、次回から別のチームに主役交代
5. 第四課は全滅で、次回から三途河と黄泉の敵視点で進む
6. 第四課は全滅で、次回から剣輔と神楽が主役の原作ストーリーに変わる
…予想だけなら色々思い付くけど、そんな安直な予想を上回る展開が用意されてることに期待。でも、もしもアニメ版がパラレルワールドではなく原作と繋がってるのであれば、三途河と黄泉は剣輔たちに倒されることが確定してしまってるので、どう足掻いてもトオルたちは三途河と黄泉に勝てない…勝ってはいけないことになるんだよなあ。あと、「喰霊」なのに、霊獣飼ってて喰霊解放できそうなキャラが今のところいなそうなのも気になる部分。

「ケメコデラックス!」第1話

マーベラス
原作既読。電撃コミックガオ!連載開始時から読んでます。個人的には「ポポ缶」の方が好きだったんですが。もうこれは、ケメコの出オチっぷりの凄さだけで勝ったようなものだよね。ほぼ原作通りだし、中身の薄さは変わってないんだけど、キャラが動くだけで面白くなる作品のお手本のようだ。ケレン味たっぷりのケメコアクションは、その姿に反して爽快感抜群。もしかしたら、ケメコの中の人ことエムエムの存在を抹消して、ケメコだけにしてしまっても面白かったかも。まあ、あのケメコにムチムチ美少女が入ってると言うのも引っくるめてギャグなんだろうけどね。当初オープニング監督だった山本寛その域に達していないため(笑)急遽降板して、水島努監督が緊急登板したようだけど、はっちゃけすぎ。ケメコの中の人がセクハラ台詞を熱唱するエンディングの出来は、神様的な何かが降りてきたとしか思えません(笑)。原作では、エムエム≒三志摩命≒三平太の初恋の少女≒みっちゃん?の等号も完全には判明してないし、電撃大王先月号で、ようやくエムエムのことがイズミにバレたばかりだし、まだまだキリの良いエピソードが来てないんだけど、アニメ版はどういう展開に持っていくんだろうか?

「とある魔術の禁書目録」第1話

原作は5巻ぐらいで投げ出してしまいました。くどい言い回しと設定ばかりの地の文が無くなってスッキリしたコミック版は良い感じなので読んでます。しかし、ビリビリ中学生を主人公にしたスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」が一番面白いと思ってるのは秘密。作り的に、やっぱり制作サイドもシャナの後釜を意識してるのかな?それにしても、OPで破格の扱いされてる姫神に涙。2巻のキャラは、もし当麻がインデックスを助けられなかったら?と言うコンセプトで作られただけに、怪しい塾で監禁凌辱され続けた挙げ句、大した活躍もせずにフェードアウトさせられる不遇な裏ヒロインだったし、てっきりアニメ版での扱いも…と思ってただけにね。良くも悪くも設定ありきなラノベらしいラノベの宿命だと割り切るしかないのかもしれませんが、どんなに膨大でも、地の文で説明してしまえばキャラ同士の会話を阻害することなく済んでしまう原作に対して、どうしてもアニメでは、世界観の設定やキャラの立ち位置をモノローグや会話に盛り込むことになるので、不自然さが出てしまってる。そのワリに、魔法に対する認識については、当麻とインデックスのやり取りで事細かに明かしてるにも関わらず、超能力については、レベル0だのレベル5だの能力開発学園都市だの一般常識だから知ってて当然とばかりにスルーしてるので困りもの。魔術と科学・超能力との表現に明確な差別化が出来れば見応えある作品に化けそうなんだけど。異能の力ならば神の奇跡でさえ打ち消せる、再弱にして最強の無効化能力者ってのは、燃えるシチュエーションではあるので、その右手の力でどんどんヒロインを剥いてくれる当麻さんの活躍に期待。……あれ?

「あかね色に染まる坂」第1話

原作はPC版プレイ済み。PS2版は未プレイ。ドラマチックツンデレ許婚&妹ADV。シナリオのジャンルがドラマチックと言うウリのエロゲが鬼門とされて、ドラマチック(笑)とか揶揄されるようになったのって、この作品からだっけ?最近は、スイーツ(笑)の方が主流かもしれないけど。アニメ版は、元永慶太郎×上江洲誠の「School Days」コンビが手掛けるので一筋縄ではいかないだろうね。キャラデザ的には「らぶドル」スタッフなんだけど、作品の方向性としては、やっぱり「School Days」を引き合いに出した方が良いんだろうし。PS2版で一新したキャストは、ウイングヘアー観月会長が一番違和感あるなあ。優姫と湊はすぐ慣れそう。なごみんは、“なんですか、もう。”を聞くまで保留。男連中は特に問題なし。準一と優姫の出会いが、第一印象最悪から始まらなかったのは意表を付かれた。でも、優姫自身がどう捉えるかは別として、暴漢から優姫を守るための行動だとわかってる分、プレイヤーへの好感度を下げる行動ではなかった原作でファーストキスを奪ってしまった動機と違い、アニメ版では、謎の男時空で冬彦に唆された勢いでヤってしまったので、視聴者からの同情を得られるとは思えず、むしろ優姫の心情寄りにさせる展開。過去の汚点と言うべき、ジェノキラー設定をやたらと強調されて痛いのも相まって、最初からどん底ではなく、ある程度好感度が高い位置から突き落としてるので効果はあるね。別作品のような冒頭のシーンは、長瀬父が片桐父を助けたことで、優姫が準一の許婚になるきっかけとなる場面だったのかな?スタッフインタビューなどによると、とりあえず第2話まではオーソドックスな学園ラブコメで、第3話からは物語が斜め上の方向に進むようだ。エンディングソングは、各ヒロイン当番制のキャラソン?ミコトだけハブられてるっぽいのが納得いかない。

「ヒャッコ」第1話

原作既読。巨大な学園で、ヘンテコなキャラと出会いつつ、ホントにただ彷徨い歩いただけで終了。原作通りと言えば聞こえは良いかもしれないけど、実際は5分程度で終わる内容を無理に引き延ばしたのが見え見えなので、テンポが悪すぎる。日常劇の要のはずの会話が間延びしちゃってるし、歩巳のモノローグがクドくてイライラしちゃうし。同じ引き延ばしするなら、もっとキャラクター出してジェットコースタームービーっぽくしてみるとか工夫してくれないとなあ。未完成なのか手抜きなのか判断しかねるOPとEDにも不安にさせられる。虎子が飛び降りるシーンなんて、何回流せば気が済むのかと。
チバテレビの「かんなぎ」と被るので、次回からは優先順位下げるしかないかな…。

「とらドラ!」第1話

原作既読。父親譲りの目つきの悪さ故に、周囲から誤解され続けている主人公・竜児が、人形のように小柄で可憐で、だけど、とんでもなく凶暴で手乗りタイガーの愛称で恐れられているヒロイン・大河のドジで、まるおに渡すはずだったラブレター(の封筒だけ)を受け取ってしまったことで奇妙な関係が始まるラブコメ。主人公とヒロインがお互い別に好きな人がいると言うのは、少女マンガ的な人物相関図になるかな?原作はライトタッチな三角関係ものから一転して、ドロドロの修羅場に突入してるし、ようやく大河の心がまるおから竜児に移り変わったばかりなので、アニメ版はよほどうまくまとめないと失敗濃厚なんだよなあ。そもそも、原作をなぞる展開でクリスマス辺りまでやったら、後味が悪いだけで終わってしまうよ。完結してる「わたしたちの田村くん」をアニメ化しておけば良かったのにと言われまくる終わり方にならなければ良いが…。版権絵の第一印象で感じた不安は杞憂でした。竜児にしろ、大河にしろ、ちゃんと目つきが悪く見えるように描かれてるのは好印象。インコちゃんは忠実すぎる(笑)。目つきがすごく悪いと言うキャラ設定なのに、アニメ化されると、見た目重視で普通の表情に変えられてしまうパターンがありがちなので。闇討ち大河は、ラノベの文章で読むとキャラ付けの様式美としてすんなり受け入れられるんだけど、映像として動いてるのを見ると、ヤバすぎて普通なら二度と相手したくないキャラに映ってしまうね。