MOON PHASE 雑記

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「東のエデン」第9話

英雄パンツ追悼。増えるばかりで答えがわからない謎解きは、天才ハカー・パンツのおかげで余裕でした。迂闊な月曜日の真相は、ミサイルを落としたセレソンと、それを阻止しようとした滝沢との駆け引きによって生まれたものだったようだ。せっかく、色々と考察の余地がある伏線を貼りまくってきたのに、ノブレス携帯を解析して履歴を見ただけで全部わかってしまうのは面白味がないなあ。滝沢が行動を起こすことで必然的に伏線が収束していって一つの線で繋がるようでないとカタルシスが得られないよ。テロ行為で日本を救おうと企んでるセレソンNo.1とNo.10のコンビは、自分たちを邪魔するNo.9を危険視してるという理由付けはしてるけど、行動に矛盾点が多すぎて違和感があるような…。日本をトマホークミサイルで狙い撃ちする計画は、履歴によって他のセレソン全員にダダ漏れだし、パンツとの接触で、記憶を失ってる滝沢が履歴から事実を知った可能性も十分考えられるのに、問答無用でパンツをひき殺したのはリスクが高すぎる。No.1は、パンツがセレソンに殺されたことを滝沢に知られたくないからノブレス携帯を使わなかったのかもしれないけど、周囲の目撃者を考慮してないし、しかも車の処分を依頼してたら、結局即バレるじゃないか。パンツにしても、滝沢との約束で咲たちには秘密のはずなのに、解析データを『東のエデン』サーバーとみっちょんに転送してるなら、秘密にした意味ないし。物語を進めるためにパンツを出して、用が済んだら便利すぎるキャラは邪魔だから退場してもらっただけというシナリオの都合が見え隠れしてるよね…。滝沢をアイツ呼ばわりして一人空回り続ける大杉くん。メールを見た咲には溜息つかれてざまぁ(笑)。ショッピングモールでどんなに凄いものを見つけたのかと思ったら、視聴者はとうの昔から知ってた落書きだけとは。哀れすぎて掛ける言葉が見つからないよ。今回の履歴などから判明したのは、優秀な人間以外を淘汰しようとしてる元官僚のNo.1、募金やボランティアにお金を使ってる一日一善のNo.3、100億で国が救えるわけがないと私利私欲に走った刑事のNo.4、自分の理想的な医療施設を完成させて満足したNo.5、日本代表の決定力不足解消とかしてるNo.8、Mr.Outsideをぶん殴りたいNo.9滝沢、No.1と組んでミサイル落としてるNo.10、レイプ魔のジョニー狩りしてるエレガントな殺人鬼のNo.11。No.2・6・7・12の人物像がまだ見えてこないけど、残り2話で突然出てきて物語の核心を突くようなキャラになるとは思えないので、消去法で行くと、やっぱり滝沢がサポーターなのでは?No.1、No.10との決着、No.11との再会、滝沢が記憶を消した理由、サポーターの正体、Mr.Outsideの正体など、とても残り2話で決着がつくとは思えん。監督がテレビで物語は完結すると言ってるのは建前で、劇場版は後日談じゃなくて解決編なんだろう、きっと。