MOON PHASE 雑記

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「涼宮ハルヒの憂鬱」第4話

原作未読者に対する突き放しっぷりが凄すぎる(笑)。のっけからキョンが世界が滅びかけた事件に巻き込まれたとか言ってたり、当たり前のように古泉がいたり。でも、スニーカー大賞を受賞した『涼宮ハルヒの憂鬱』が文庫化(2003年6月)されるよりも、今回の『涼宮ハルヒの退屈』がザ・スニーカーに掲載される方が早かった(2003年4月)ので、実は、デビュー当初からの原作既読者が同様に通った道だったりする。この破天荒さを、深く考えずに最後まで見れば理解できるだろうと割り切って楽しんだ方が勝ちだね、きっと。それにしても、ハルヒが世界の命運を握ってる?ハルヒが望んだからキョンが4番になった?長門は本当に魔法が使えるの?長門が教室で対峙していたのは敵?古泉が連絡していた相手は?閉鎖空間?神人?禁則事項?そして何より、SOS団が結託してハルヒのご機嫌取りをしている理由は?…等々、もの凄い勢いで情報が流れていったなあ。本来ならば伏線でも何でもないことを、順番を入れ替えて強引に伏線してしまったのか。全部覚えておいて、アレはそう言う意味だったのか!と後で見直す必要ありですよ。ハルヒに耳噛みされるみくるが素晴らしかった。それから、ハルヒがみくるをポニーテールにしようとした時にキョンの顔色を伺って躊躇したところや、最後にキョンの提案を聞き入れるところなど、些細なツンデレ描写でニヤケてしまうんだけど、これも『憂鬱』のラストを知らないと違和感しか感じないのかも。次回は、前回の続きで『憂鬱』に戻って、時間軸的には第3話。※時系列表を独立させておきました。