MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「うたわれるもの」第22話

助けてママ!マーマ!…てなワケで、今までの積み重ねを一気に破壊する、世界観のネタバレ超展開の始まり。原作とは随分流れを変えてきたなあ。エルルゥが以前の契約の時、あの怪物の姿を見ていて、それを覚えていたのは、あまり良いとは言えない改変だったと思う。最初はエルルゥに拒絶されるので、もっと悲壮感があったんだが。エルルゥが契約した内容は、以前カルラとハクオロが交わしたものと同じ、『ウィツァルネミテア』の契約であり、それも形式上ではなく、正真正銘本物の契約。それはつまり、ハクオロ=ウィツァルネミテアである事を示している。魂から血肉から髪の毛一本まで全てを捧げたエルルゥは、言わばハクオロの傀儡。だからこそ、どんな事があってもハクオロさんと離れることはありませんとエルルゥは言っていた。しかし、その立場故に、全てを知りつつも、それを打ち明けることはできず、自分の素直な気持ちを伝えることも許されない。にも関わらず、当の本人であるハクオロは記憶を失っている。何て酷な物語なのだろうか。アルルゥが死んだのは今回で2回目で、当時の契約が未だ有効だからアルルゥは生き返った。エルルゥの回想にあった大きな地震の事は、最初の頃にオヤジさんがさり気なく触れてたね。そして、ハクオロの記憶に出てきた研究施設、ハクオロと同じ声の考古学者、殺された考古学者の血が付いて目覚めた謎の怪物。映像で見ると実にわかりやすく、それらを一本の線で結ぶのは容易いかと。怪物が血で目覚めた事は、例のカミュの吸血衝動にも繋がってくる。覚醒したハクオロさんマジ強い。こうなると、今度は“神様”に勝てる敵なんているのか?と言う疑問が出てくるだろうけど。