MOON PHASE 雑記

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「CLANNAD」第1話

†俺たちは登り始める。長い、長い坂道を。
第1話のサブタイトルは『桜舞い散る坂道で』、メインキャラで第1話から出番があったのは、朋也、春原、渚、杏、椋、智代、美佐枝、秋生、早苗、直幸、声なしで幻想世界の少女、声のみでガラクタの人形。やっぱり、向日葵畑を駆ける汐の姿は、CLANNADを象徴してるシーンだと思うので、そこが最も印象に残ったキャラクター紹介風オープニング映像では、ことみ、風子、有紀寧、芽衣、後ろ姿のみで祐介も確認。白石稔がキャストにいたけど、遅刻常習犯の朋也の陰口を叩いてたクラスメート役の1人かな?映像クオリティは文句なし。「らき☆すた」は、何となく省エネ作画っぽいんだけど、こっちは今までの京アニKey作品「AIR」「Kanon」と比べても遜色なし。第1話を見た後の感覚・高揚感は、「AIR」の第1話を見た時と同等かなあ。今更感の漂ってた「Kanon」の時よりは、間違いなく上だし、映像も進化してると思う。モノクロで始まる朋也の視点が、渚と出会った瞬間に世界に色が付く演出は、「涼宮ハルヒの憂鬱」でも使ってたけど気持ちいいものだね。渚の第一声はもちろん、あんぱんっ。体が弱くて休学して1年留年してるため、朋也より年上のお姉さんだと言う事実も判明。春原は、ラグビー部にフルボッコされ、智代に返り討ちにされ、朋也との軽快な漫才も健在で、期待通りの活躍ぶりです(笑)。校庭でバイクを乗り回す時代遅れのヤンキー集団を一瞬で叩き伏せる智代のバトルシーンだけは、まるで別作品になったように動く動く。のちに見られるであろう智代コンボにも期待が高まる。本編に出番こそ無かったものの、学校では幽霊の噂話が広まっていて、風子登場の伏線は張ってました。朋也が被害食べた早苗のアイデアパンは煎餅入りパン“なごみ”、率直な感想を言って泣かせてしまったために、秋生にとっ捕まる朋也。なし崩し的に古河家食卓を囲んでのやり取りは、テンポも良くて春原との漫才より面白かったかも。エターナルだとか大宇宙だとか、朋也の名前ネタもあり。朋也が自堕落な生活を送り、渚の家族に特別な感情を抱いた理由は、自宅での直幸の状態とそれを見て逃げ出した朋也の行動で、それとなく察することはできるな。帰り辛くなって、再び古河パンの近くに戻ってきてしまった朋也は、公園で1人佇んでいる渚の幻想的な姿を目の当たりにする。
†あなたを…あなたをお連れしましょうか?この町の願いが叶う場所へ。
1話はここまで。正直、『メグメル』と『だんご大家族』を聞いて、汐の姿が垣間見られただけで涙腺が緩みそうになる自分がいる。原作のツボを心得た取捨選択は相変わらず上手いと思うので、あとは1本道に再構成されたアニメ版の学園編で、各キャラルートでの光の玉の回収がすっきり纏まるかどうかに注目したい。コミック版のような展開になるんだろうか?