MOON PHASE 雑記

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「桃華月憚」第22話

山本麻里安担当の、最後の声優脚本回。サブタイトル『陰』からして、暗い印象はあったけど、ここまで陰湿なイジメ描写をしたテレビアニメなんて、最近ではほとんど無かったよな。しかも、どこまで胡蝶三姉妹に操られていたのか明確な描写がないので後味の悪さも一級品。桃花は転入生と呼ばれていたので、時期的にはまだ春先の話なんだと思うけど、桃香を観察していた胡蝶三姉妹が桃花の存在を妬ましく思って、髪の毛を切ったり上履きを隠すように仕向けたのがきっかけで、さらに鬼梗様とのやり取りでイジメに拍車をかけてしまったようだ。胡蝶三姉妹としては、二ノ宮会の“姫”こと明日菜を桃香とくっつけたかったのか?すぐ手が出る男のイジメより、女の考えるイジメの方が卑劣とは良く言うが、これは怖すぎる。画鋲やシカトは定番だが、お弁当にザーメンまみれのコンドーム混入とか、掲示板にコラ写真を晒して淫売だの落書きするとか、大量の虫入りプレゼントとか、ロッカーに鳥の死骸とか、実体験だったら間違いなく死ねるレベルだぞ。結局、桃花は精神的に追い詰められてセイが覚醒。それを見て恐れた胡蝶三姉妹が引き下がり、時系列的にこれ以降イジメが見受けられない事を考えると、一般生徒はイジメを行ってた事実そのものを忘れたと言うことかな?桃花は、今回の出来事があったから、前回のモノクロ世界に繋がるんだろう。