MOON PHASE 雑記

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「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」第7話

自分の理想と食い違う現実に憤りを感じ、その悩みを周りにも理解して貰えず挫折する黒田と、それを友達みんなで励まして、ほのみがツンデレって一件落着と言う、青春してる話。世の中には理不尽な客もいることは否定できないが、時計修理の依頼は、黒田の方に非はないだろ。依頼人の心情を読み取らなければならないカウンセリング能力まで求められてるのかもしれないけど、それにしたって、ろくなフォローもせず、やたらと卑屈な指導員は何の為にいるのかわからん。とまあ、表向きはそんな感じだったんだけど、実際は、ひよりが豪太に恋心を抱くきっかけとして、体良く使われたっぽい黒田が哀れだ。自動車の急ブレーキ音で、てっきり交通事故かと思えば全然関係なく、前触れもなく風邪をひいて倒れたソラは、病院を拒んだり、親に伝えたかどうかを気にしてる素振りから、コミック版の余命半年設定と同じ伏線の可能性も高いけど、今回に限って言えば、豪太とソラを離すことで、ひよりがソラを通してではなく、直接豪太を見るように仕向けるチャンスを作る為の都合と言う意味合いが強いだろうね。一見、何の必要性もなく趣味でねじ込んでるだけのような路上ライブのシーンしても、豪太がソラと一緒じゃない理由を聞かれたことによって、豪太とソラがいつも一緒にいるように見られている関係性を強調する意図があったのだろう。これから終盤にかけて、豪太とソラとひよりの三角関係に焦点が絞られるのかなあ?今までの魔法遣いシリーズは根底に恋愛事情が絡んでたけど、今回は作風的に恋愛とは無縁に終わりそうな雰囲気だったのに、そうでもないのか。このキャラデザで修羅場になるのは想像できん(笑)。