MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「喰霊-零-」第2話

前回の驚愕の結末からどうなるのか色々と予想をしつつ、モヤモヤしたままようやく迎えた第2話。で、物語がどう転んだのかと言うと、
A. 第四課は全滅、原作のヒロイン・土宮神楽と、行方不明だった神楽の姉代わりとも言える存在・諫山黄泉との確執を描いた、原作より2年前を舞台とする前日譚に。
・神楽に紀ちゃんと呼ばれていて、黄泉の許婚だったらしい飯綱紀之は、臆病者だと言われて既に殺されたように思えるが?
→ 原作だと、そのまま本当に逃亡していて心霊情報屋になって全国放浪。
・神楽はまだ土宮家の当主になってないから白叡を使役せず、空圧式・退魔居合刀『舞蹴拾弐號』で戦っている?
→ でも、神楽がこのピンチを脱する手段は喰霊解放しか残ってないような?『舞蹴拾弐號』は、後に原作主人公・弐村剣輔が使うことに。
・岩端晃司やナブー兄弟も原作に登場する、環境省・超自然災害対策室のメンバー。対策室長と秘書はアニメオリジナル?
と言っても、コミカルな描写に比重を置いてる原作とは違い、アニメ版は完全にシリアス寄りで進めるようですが。心理描写の力の入れ具合や、エンドロールのキャスト順から察するに、神楽よりも黄泉視点で進めるのかなあ?それとも、神楽と黄泉のダブル主人公制?EDが黄泉@水原薫なので、OPは神楽@茅原実里かも。それにしても、まさかあれほど気合い入れたキャラデザやら設定を与えられていた第四課が使い捨てされるとは。公式サイトに限らず事前情報の壮大な釣りっぷりが酷すぎる(笑)。第四課は殺生石の力で、後に悪霊として復活する可能性はあるかもしれないけど、黄泉の圧倒的な強さと、その黄泉と渡り合える神楽の強さを見せるための豪華な引き立て役でしかなかったようだ。今回、前回と同様、神楽が黄泉に殺されたような引きにしたのも、あくまで第四課の末路との比較であって、神楽は殺されてないと思いたい。黄泉は追い込んで本気を出させた神楽に勝って自分の方が優れていることを証明したいんじゃないかな?これで神楽と黄泉の関係を紐解かないまま、アニメオリジナル展開で神楽を殺してしまったら、単に毎回虐殺エンドのサプライズを狙ってるだけの陳腐な作品に成り下がり兼ねないし。しかし、次回のサブタイトルだと、神楽がどうなったのかは明かさず引っ張ったまま、さらに過去…神楽と黄泉の出会いの話をやりそうなんだよなあ。原作の設定に綺麗に繋げるつもりなら、環境省・超自然災害対策室のメンバーの半数以上を失い、最後は黄泉を神楽が殺して終わるはずなんだけど、そう単純な話にはしないだろうね。いつ何が起こってもおかしくない緊張感のハンパなさ、そして、黄泉に追い詰められた時の絶望感を際だたせる演出が素晴らしかった。神楽と黄泉の殺陣シーンは、動き出すまでの2人の間合いの取り方や、神楽が切り返して黄泉に馬乗りになる場面などに見入ってしまった。昨今、戦うヒロインが溢れているとはいえ、女子中高生の剣戟はやはり見栄えが良い。