MOON PHASE 雑記

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「スズノネセブン!」&「Like a Butler」

俺たちに翼はない」ほど尖った作品をやった後だと、どうしても物足りなく感じてしまう。

「スズノネセブン!」は、最初に仁乃ルートをやってしまったのが失敗だった。主人公の発明が一番活躍してシナリオが盛り上がったのは仁乃ルートで、他は、柚子里>美奈都>すみれの順でパッとしなくなるし。すみれルートは、せっかく理事長の妬みで合格がおあずけになったことで、教師が想定してない方法で課題をクリアするチャンスが出来たのに、そのままタイムオーバーでは拍子抜けで盛り上がらないよ…。

Like a Butler」は、「恋する乙女と守護の楯」「Princess Frontier」に続き、身分違いの恋シリーズ(?)3作目?でも、前2作と比べると明らかにやっつけシナリオっぽくて劣化してるような…。主人公の魅力の無さが最大のネックか?盾になってヒロインを守る「恋楯」の修史や、落ちぶれても誠実に田舎騎士隊長として頑張る「Princess Frontierリュウとは違って、和樹は流されてるだけで明確な目的や意思が感じられないので、その和樹にいつの間にか惚れてるヒロインたちの心情変化に納得しかねる部分が多々。庶民を見下すセレブの描写は悪意が感じられるほどだったのに、それを受け入れる過程もあっさりしすぎだ。シナリオよりも、ヒロインとのイチャイチャ描写に重点を置いてると言うべきか。確かに、キャラ萌えとして見れば瑞穂の破壊力とか尋常じゃなかったんだけどね。