MOON PHASE 雑記

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「化物語」第2話

前回の感想で、実写を使わないだけ良心的か?などと書いた途端にごらんの有様だよ!でもね、ひたぎさんのわがままボディ(ネタバレ)を、ああも惜しげもなく晒されてしまったら、文句一つ言えなくなってしまうのが素人童貞サガなんだよ!
…取り乱しましたが、メンヘラ処女のひたぎさんに、童貞カミングアウトのありゃりゃ木さんが徹底的に苛められる話。間違いない。意外とおとなしめと思いきや、どうやらエッチ体位の暗喩になってるホチキスと、巨大化ひたぎさんと言う、全然おとなしくなかったオープニングお披露目。これって、担当ヒロインが変わるとオープニングも変わるのか?それだと、1話はオープニングが流れなかったので、ひたぎさんバージョンは今回限りと言うレアバージョンになりそうだけど。忍野の言いつけにより、身体を清めに戦場ヶ原さんちに訪問。そこで、全裸から始まり、ありゃりゃ木さんの前で着たり脱いだりを繰り返しながら、漫才会話が盛り上がりますよ。自称ツンデレだけに、実はありゃりゃ木さんに心を許してるのか、とか、それとも貞操観念が希薄な痴女なのか、とか、色々推測は出来るわけですが、後半で明らかになる、ひたぎさんが抱えてるトラウマから来る強烈な貞操観念の裏返しだったのだとわかる。その後半は、ひたぎさんと蟹との決着。大病を患っていた自分の手術が成功したのと、ある宗教に入信したタイミングが合致してしまったせいで、その宗教を妄信するようになってしまった母との確執は、教団の幹部にレイプされそうになって必死に抵抗したひたぎさんと、娘を助けなかった母の態度によって、決定的になって家庭は崩壊してしまった。神様である蟹は、ひたぎさんからその想み=重みを取り除いて助けただけ。だから、一度捨てた重みを受け入れて自ら背負いさえすれば勝手に助かる。そして、ひたぎさんが取り戻した重みは、ありゃりゃ木さんも一緒に背負うことに。ファイヤーシスターズ強襲のコミカル演出も相まってオチになってたけど、ひたぎさんとありゃりゃ木さんのこれからのことを思うと、神様らしい粋な計らいだよね。基本的に、怪異の問題解決のキモが言葉遊びなので、言葉は重要。そこを映像で表現するのは難しいから、実写だったり、人体断面図だったり、シャフトの前衛的な演出は適してるのかもしれないな。受け入れられるかどうかは別として。ひたぎさんが本来の重さを取り戻して性格が変わったように見えますが、次回からも変わらず暴言冴え渡るはずなので問題ありません。むしろ、難易度の高いデレがご褒美だったりします。