「ヨスガノソラ」第11話

前回のおあずけは何だったのか。この突き抜けっぷりは、むしろ清々しさすら感じるな。TVアニメで、これほどの背徳感が味わえる作品は滅多に無いぞ。しかも、よりによって、某都条例が可決された日にこの内容とは、何という皮肉。そんなわけで、エロに始まりエロに終わる、これが穹ルートの本気だ…！！！穹への想いを振り払えないハルは、奈緒をラブホに連れ込んで強引にエッチ未遂。奈緒との関係に亀裂が入り、破局が決定的に。熱を出してうなされる穹の汗を拭いながらも欲情するハル。そんなハルの姿を前にして、穹の想いも溢れ、ついに禁忌の一線を越える2人。今までの鬱憤を晴らすかの如く、幸せいっぱいで献身的に頑張る穹に、朝っぱらからフェラしてもらってご満悦。机の下からこんにちはとか、エロ漫画・エロゲの定番アングル余裕でした！授業中も穹の事で脳内ピンク色のハルは、フェラ妄想。学校が終われば、穹とチュッチュするために、一目散に帰宅。我慢できずに、玄関でセックスしまくりだぜ！……ふぅ。想いが通じた2人は、まさにセックスに溺れた生活の虜になっていましたよ。しかし、そんな危うさをはらんだ幸せが長続きするわけもなく、委員長と奈緒に近親相姦バレしてしまいました。まさか、エンディングの穹の“あ〜ん”が、この時のイキ顔の伏線とは思わなかった（笑）。前回から多少仄めかしていたとは言え、ほとんど空気キャラだった委員長が急に出しゃばってきて、損な役回りになってしまったのが少し可哀想だな。アニメ版では委員長ルートも無さそうだし。それにしても、委員長だけでなく奈緒も一緒にいて、しかも、ガチで兄妹のセックスシーン目撃とか、原作より酷い修羅場になったなあ（笑）。喘ぎ声で察してドン引きしてる委員長は、ある意味良い表情してた。一方Cパートでは、浮気してた元カレと会って揺れていたダメイドのところに、ハルが格好良く現れていた。ハルの態度が、本編とは雲泥の差だ。でも、原作と違って亮平が絡んでないから、単なるありきたりな展開になってしまっていて、エロ無し笑い無しで面白くない。

†どうしていけないの？
†ハル、私と来て、2人だけの遠い世界へ。
今回、瑛が話していた湖の伝承と予告のセリフで、穹がどんな選択をするのかおおよその予想は付いてしまうよね。本当の“エロゲ原作”アニメに挑み続けてきた本作も、いよいよ次回最終回。どんな結末になろうとも、最後まで見届けたい。