MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「俺たちに翼はない」第7話

†我々は彼女を悲しませないために生まれてきた存在なのだから
†小鳩さまの世界が平和でありますように
凱旋したカルラは原作者以外には手に負えねえ!と言うわけで、待望の王雀孫脚本回。久々に帰ってきたアバンのサービスタイムも、やっぱりキャラの性格を把握してるだけあって面白かった(笑)。本編ではまったくセリフの無かった山科さんが本気を出してくれたのも嬉しいな。夢テレビ演出も使い方次第だなあ。それにしても、いつの間にか和解してたらしいYFBとR-ウイングの濃いメンツが、路上でクリスマスパーティしてる絵面はシュールだ。射精したいとか、『身長140cmの世界』熱唱とか、色々と酷すぎる(褒め言葉)。しかし、あの状況で、ヒロイン全員ニアミス止まりだったのは、ちょっともったいない。カルラの行動に関しては、憎悪と怨嗟の象徴と言う原作の重苦しい部分を省いてコメディ寄りになったので、特に引っ掛かりを憶えることなく素直に爆笑できたよ。カルラ、カケル、ハリュー3人の狂った会話劇はもう少し見たかったけど。ガルーダ・ダークブラックと言う名前を聞いて、ハリューが聞き覚えがあると言い、ごっこ遊びと称したのは、主人公たちの人格の元ネタを紐解くヒントだね。今まで不審な態度が目立ったカケルは、かつて出会ったカルラに惚れ込んで、カルラとの再開を望んで、鷲介や隼人を監視していたんだと。この設定だけ見ると、どう考えても真ヒロイン的ポジションなんだぜ?カルラと小鳩の噛み合わない会話にはニヤニヤしてしまう。結婚を前提に性交して下さい。今まで主人公たちとの間に壁を作って他人行儀だった小鳩が感情を爆発させて、それに対して、厨二病の権化みたいなキャラだったカルラが小鳩への優しさを見せる最後のシーンは、前半の弾けっぷりとのギャップも相まって、なかなか感動的な引きだった。次回は、遂に“本当のお兄ちゃん”が奈落から浮上?