MOON PHASE 雑記

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「異国迷路のクロワーゼ」第1話

原作既読。ドラゴンエイジPure(休刊)→ドラゴンエイジへ移籍連載中の、異文化交流人情物語をTVアニメ化。アニメそのものよりも、アニメ化によって、原作が再開したのが一番嬉しかったりする。今月号掲載予定分で、3巻のストックが溜まるかな?それはさておき、前クールの「GOSICK」に続いて、武田日向キャラが動くわけですが、挿絵イラストのみの「GOSICK」とは違い、こちらは武田日向自身の作品。それ故に、どうしても「GOSICK」と比較してしまって、しばらくは違和感が拭えないかもしれないけど、あくまで違和感であって、単体では悪くは無いと思う。特に、ロマン・トマが関わってるだけあって、原作の売りの一つでもある、細かい背景の描き込みは、アニメ版でも注力しているのが伝わってきて、素晴らしい雰囲気。まあ、これを手を抜くと、19世紀パリという舞台設定が薄っぺらくなっちゃうしね。本編は、長崎から奉公に出てきた湯音が、看板職人のクロードと出会い、文化の違いに戸惑いながらも、歩み寄って、少しずつわかり合っていこうと土下座で誓い合う、原作通りのファーストエピソード。謙虚な大和撫子を地で行く湯音と、ただ突き放すのではなく、自分の非を認められるイケメンクロード。クロードが良い人なので安心できるというのもあるけど、湯音の守ってあげたいオーラがパネェ。とはいえ、最後に少しだけ、日本人女性的な強さも垣間見えましたが。原作も元々ARIAっぽいと言われることがあったけど、シリーズ構成・音響監督として参加してるサトジュンの影響力が凄く、そこはかとなくARIAっぽさが漂う感じ。日本語とフランス語をしゃべってる部分の違いは、もう少し工夫が欲しかった。そのせいで、実は湯音はフランス語理解出来てたんだよ!と言う種明かしにも、疑問符が先行してしまったような…。より暑い夏に冷涼な癒やし系アニメになることを期待。