MOON PHASE 雑記

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映画『サカサマのパテマ』

吉浦康裕監督最新作、公開初日に見てきました。結論から言えば、余韻の心地良い、王道SFボーイミーツガールでした。出会い、別離、共闘、再開、そして種明かしで大団円。話の大筋が王道すぎることと、足場の危うい世界観が相まって、どうしてもラピュタっぽさが否めませんが。ぶっちゃけ、“パテマ可愛いよパテマ”だけで元は取れたわ(笑)。空に落ちることの恐怖をお互い知って、それを上回る信頼関係を築いて、相手に自分を委ねられるようになっていく2人の距離感が甘酸っぱすぎて悶える。とにかく壮大に描かれる空のスケール感が素晴らしいので、作画的には劇場の大きいスクリーンで見るべき作品だなあと思う。それにしても、パテマを捕らえてから、自分に依存する従順な少女に仕立て上げようとするイザムラさんのキモさがハンパなかった(笑)。空に落ちそうになるパテマを助けて、しがみつくパテマの怯えた表情に頬擦りして恍惚としてる姿が誰かに似てるなあと思ったら、そう、SAOでアスナを飼育してた須郷さんだ!ところで最後、地下世界の住人の立場と、アイガ人の真実が明らかになりますが、手帳に挟まっていたメモの意味だけ良くわからなかった。どう解釈すれば良いんだろう?