MOON PHASE 雑記

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「図書館戦争」第3話

小田原作戦に出発する前、自販機の所での郁と手塚のやり取りは、てっきり手塚死亡フラグかと思ったのに、そんなことはなかった。そもそも、どんなにドンパチ撃ち合っても死者は出ない(過去回想シーンで、稲嶺の妻は亡くなったようだが)し、有害図書の検閲ぐらいで公務員同士が実弾で戦争をすると言う世界観が現実離れしすぎていてどうにも納得いかないので、未だにサバゲーに毛が生えた程度にしか感じられず、緊迫感が足りないんだよね。法律に基づく本の検閲行為を邪魔するのが公務執行妨害に当たるとして、それで殺人が許されるとかありえねえ。この世界観だと、良化隊による殺人行為より万引きの方が重罪になってるように感じるし。これが、日本が舞台で対象が普通の本ではなく、ファンタジー世界が舞台で、魔導書だったらまだ受け入れやすいのになあ。私立図書館の閉鎖に伴い、寄贈される書物を巡って、図書隊と良化隊との大規模な攻防が勃発。しかし、郁は前線部隊からタスクフォースでただ一人外され、要人警護に回される。理由を聞かせろと堂上に突っ掛かるも、自分のことすら出来てない郁を信用できないからと言われて玉砕。でも、それは図書隊に入ったことを親にすら伝えることが出来てない郁を気づかった堂上の余計なお節介だったことを知り、今は自分に課せられた使命を全うすべく、前に進む。思いも寄らぬ手塚からの告白を受けて、柴崎に煽られて、乙女っぷりを発揮する郁。郁が憧れてる王子様は、どこの誰かも知らないわけで、告白された経験すらないなら、柴崎に言われた通り、とりあえず付き合って見ると言うのも手だろうけど、郁はどんな答えを出すのか?これがギャルゲーだったら、手塚と付き合い始めた時点で地雷認定されそうだが(笑)、『ノイタミナ』の女性向けだと考えると、手塚と付き合い始めて、その後、王子様の正体が堂上だと知って、手塚とは別れるって展開の方が需要アリか?

「紅」第4話

どんなわだかまりも、ハダカの付き合いで解消しますよ。戦闘よりも銭湯の方が物語的に重要だと言うことだね。だからあのCMなんだ(笑)。しかし、今回の脚本は原作既読者としてはかなり微妙。真九郎が目の前で両親を失い、たった一人の生き残りだったはずの空港爆破事件と、真九郎と銀子が人身売買組織に拉致された事件が一纏めにされたせいで、計画的犯行にしては効率が悪くてリスクが大きすぎるずさんな事件になってしまってるし、あの現場で死にたがっていた真九郎と、1話で示唆されていた真九郎の心理描写の整合性が取れてなかったり、紫は九鳳院蒼樹の一人娘のはずが、なぜか3人の子供を生んでいる事にされていたり、真九郎の腕から突き出た骨の角が武器のように扱われていたりと、おかしな設定改変が多数。特に、紫が3人姉妹(兄妹)にされてしまったのは、物語の根底すら壊しかねない設定変更だと思うんだが。まあ、奥ノ院に隔離されるのは女子だけなので、2人とも兄なら、蒼樹が紫にだけ外の世界を見せて恋を知って欲しいと望んだ事の辻褄は合うんだけど…。もしかして、竜士は実の兄になってるのか?あと、崩月の角も、あれでは単なる武器に見えるよな。アレは武器ではなく、崩月の血筋のみが古来より有してる、身体能力を爆発的に向上させて剛力を発揮するブースト器官のはずなんだが。アレを発動させて、あんなに弱い真九郎にも違和感ありまくりだし。紫の尾行に気付かなかった真九郎と、紫がビルに入るのを止められなかった弥生の失態が重なり、ヤクザとの交渉現場に入り込んでしまう紫。前回と同じように、ヘコヘコ愛想笑いでその場を凌ごうとする真九郎だったが、直感でウソを見抜いてしまう紫の発言を信じなかったために、ヤクザに襲われてピンチに。紫が傷付けられる姿を見て力を暴走させてしまった真九郎だけど、死にたがっていて、どこか壊れていた真九郎にとっては、劇的な変化だとも言える。それは、守りたいものがあれば強くなれると信じて真九郎に今回の仕事を託した紅香の思惑がハズレではなかった証拠、かな?次回は紫の崩月家訪問。紫よりさらに幼女の散鶴も登場。