MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「戦場のヴァルキュリア」第1話

原作は未プレイ。コンプエースで連載中のコミック版は既読。「サクラ大戦シリーズ」を制作した旧オーバーワークスが手掛けたPS3戦略シミュレーションゲームをTVアニメ化。戦闘パートは、それこそプレイヤーの行動次第ですんなり攻略できる時もあれば、全滅してしまうこともある、自分が操作してるからこその緊張感があるんだろうけど、ミッションの内容が固定されてしまうTVアニメ版では、その辺りの醍醐味をどう表現するのかと思ったら、監督のインタビューなどを読む限り、すっぱり割り切って、戦争そのものよりも、上下関係のハッキリしない部隊での“戦争の中の日常”を描くことに重点を置いて、ファルディオとアリシアとウェルキンの三角関係を主軸としたラブストーリーにするようだ。そう言えば、コミック版も戦闘中の描写はほとんど端折って、作戦前後のやり取りだけでストーリーを進めてるよね。アニメ版の作画は、原作のキャンバスエンジンを再現してるんだろうけど、水彩画風テクスチャが人物の動きに合わせて動かないので違和感があるなあ。帝国軍の侵攻で緊張感の漂うブルールで自警団に所属するヒロイン・アリシアに、川でマスかいて悦に入ってた主人公・ウェルキンはスパイ扱いされてしまう。ウェルキンは妹のイサラを迎えに来ただけらしいけど、全く取り合ってくれないアリシア。脱走したウェルキンとアリシアの追いかけっこは、本物の帝国軍偵察部隊と遭遇してしまって、一気に緊迫した事態に。その直前のスージーとの会話がなんとも皮肉な展開だ。と言うか、アリシアがウェルキンの話を聞かないから、結果的にギュンター家を戦場にしてしまったのでは…。イサラがウェルキンとは違う人種・ダルクス人だと知って、妹と言うのも嘘じゃないかと勘違いしてさらに状況が悪化。イサラのスペックが低かったら、あの時点でデッドエンドだったよな。帝国軍に狙撃されてるのに、見通しの良い場所を逃げたり、アリシアの色々と拙い行動は、自警団はあくまで素人集団で、訓練を受けてる軍人との差別化をしたかったのかな?まあ、そのせいで某図書館戦争っぽいと言うか、サバゲーっぽい軽さを感じてしまったんだけど。でも、真打ち登場と言わんばかりの戦車お披露目シーンは、BGMとも相まって燃えるものがあった。イサラは、中の人からし死亡フラグが立ってるし、原作では理不尽な死に方をするらしいけど、アニメ版での扱いに注目か。

> こんにちは。
> 戦場のヴァルキュリア、原作ゲームでは三角関係なんて無かったんですが本当に監督がそう言ってたんでしょうか?
> ゲームのネタばれになってしまうけど、
> ウェルキンとアリシアは中盤以降バカップルになるのですがファルディオは特に恋愛面での絡みは無いのです。
> アニメはアリシアがなんだか痛い子になってたりして、ちょっと先が不安です。

公式サイトの監督インタビューで答えてますよ。自分は原作未プレイなので現時点では何とも言えないんですが、アリシアがウェルキンに惚れる→自然大好き鈍感ウェルキンはアリシアの気持ちに気付かず→ウェルキンを振り向かせるためにファルディオに気がある素振りをする→いつの間にか本当にファルディオが好きになる→ファルディオが戦死→好きな人を失って傷心の私→そんなアリシアを慰めるウェルキン→やっぱり私はウェルキンが好き→ハッピーエンド、みないなスイーツ(笑)シナリオになって、アリシアがビッチ化するのだけは勘弁して欲しいなあ。