MOON PHASE 雑記

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「東のエデン」第5話

大杉くんが哀れすぎて直視できません。自分の恋敵が咲の義兄だったことすら気付かないうちに、ポッと出の滝沢に掻っ攫われた挙げ句、エレガントな殺人鬼からロックオン!!!これで次回アバンでジョニーが千切られてたら物言わぬ姿になってたら悲惨どころの騒ぎじゃないぜ。まあ、あの美女モデルは、海外からポテンシャルの高い男子を輸入することでこの国の男子力を高めて日本を救うとかトンデモな方法を実行してるセレソンらしいし、事務所の子に自分を見失わないように念を押してたから、殺人衝動は阻止されて、大杉くんはモデル事務所入りする可能性の方が高そうですが。今までは記憶を失ってる滝沢と、それにホイホイついていく咲だったので、行動が薄っぺらで、ただルールを機械的に見せる為の装置と言う印象だったけど、今回の一件で咲の内面が掘り下げられて、ようやく人間性が楽しめるようになってきた。これで、咲が滝沢と一緒にいる明確な理由も出来たし。咲がセレソンかサポーターというのは深読みのし過ぎだったかな?ただ、咲は大部分が自業自得なので、同情はすれども共感は出来ないんですが。しかし、コネがあるから面と向かって内定取り消せないが故の手段とはいえ、牛丼はやりすぎだよなあ。でも、あの心理状態の時に待ち構えられてたら、弱みに付け込んだようで卑怯だと思うけど、心を許してしまうのは頷けるわ。咲が滝沢を王子様と直感したのも納得。絶対に報われないとわかってる咲の恋愛感情と、そうとも知らず義兄から注がれる家族愛との間に居続けるのは辛いだろう。そんな咲の心情吐露に口を挟むことなく静かに聞き、咲が全て吐き出したタイミングで息継ぎをしてから、恐らく少しは期待していたであろう咲に、セオリー通りにキスをする滝沢。この一連のシーンの静の演出は、さり気に巧いと思った。記憶を失う前の滝沢は、ニートをドバイに送って強制労働させて社会復帰させようとしてたのに、今度は、咲の全てを背負ってあげるから働かなくて良いと言う。これは、記憶を消す前と後の滝沢の対比。元ニートが記憶を消したことに気付いた素振りだったけど、滝沢はニートたちにその事を仄めかしてたのか?滝沢が『だからジョニーもああなったんだ』と呟いてた意味は良くわからないけど、以前の滝沢が記憶を消したのは、こうなることを望んでいたからだろうか?あと、総理にぎゃふんと言わせるのが60円だったのは、このゲームの主催者が、金を使わずに総理にそれを言わせられるほど強力なパイプを持っているから、通信代と伝言用の紙代ぐらいしか実費がかかってないと言う裏付けになるのかな?次回は『東のエデン』登場回。