「東京魔人學園剣風帖 龍龍」第1話

1月最後の新番組は、1998年に発売されたPS用ゲーム「東京魔人學園剣風帖」をベースに、新解釈のオリジナル作品としてアニメ化したもの。ちなみに原作は未プレイ。これは、思わぬ拾い物かもしれんね。今回の1話では、世界観、登場人物、人物関係、主人公たちがなぜ特殊な力を持っているのかなど、全く説明されてないので状況が掴みにくく、また、主人公たちが戦ってるシーンに、別の場所で戦っている謎の爺さんと謎の男女2人組のシーンを挟む意図も読めないので、少し詰め込みすぎに感じた。これらは、後々の展開のために、先に姿だけ見せておく必要があったのだろうけど。しかし、構成上の都合を抜きにして見れば、特殊な能力を持った学生たちが、鬼から町を守るために奮闘する、学園伝奇モノとして、結構面白かった。不良達とのケンカにしろ、鬼との戦いにしろ、バトルシーンのケレン味がある演出が素晴らしかったよ。1話からいきなり、女子高生が生気吸われてゾンビ化するし、目玉が転がり肉片は飛び散るし、エロよりも、地上波では規制されそうなグロ描写に驚いたけど。戦いの結末は、100人以上の死者が出ていて、悲壮感漂いまくり。「BLACK LAGOON」も真っ青だな。キャベツ同様、監督が原作を否定するような発言をしたために、原作ファンの間では放送前から物議を醸してましたが、このクオリティを維持できれば、意外と良作に成り得るかも。