MOON PHASE 雑記

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「桃華月憚」第21話

桃花が桃香への恋心に目覚める話。能登麻美子の脚本が凄すぎた件について。事前情報で能登麻美子脚本回はモノローグが多めとあったので、序盤からおや?もしかして?とは思ったんだけど、今作初の望月智充の秀逸な絵コンテとモノクロ演出が、ポエム調のシナリオと上手い具合に絡み合って、かなり完成度の高いエピソードだった。桃花が記憶の曖昧な自分の存在理由に疑問を抱いていて、それを、桃香に触れられたことをきっかけに、自分がどんな運命であろうとも、今感じている事は本物なのだと信じて世界が色を取り戻していく演出は、ここ最近だと「涼宮ハルヒの憂鬱」や、「CLANNAD*1でも似たような意図で使われていたけど、今回のは1話まるまる引っ張ったので、最後のシーンがより際立って映ったなあ。桃香の事ばかり考えすぎていて、あたふたしてる桃花の初々しさが良い。桃香ちゃん連呼。身体を触ってみたい。私ってば変態!変態!挿し合いっこで赤面等々、恋する乙女思考ダダ漏れで悶えるわ。明日菜を見て黒いオーラを纏ってる桃花は、一瞬どんな修羅場が始まるのかと。明日菜姫の噛ませ犬っぷりは、さすがに泣いて良いと思う。アイスの棒が刺さったり、トイレシーンの覗き見アングルとか入れてくる辺りは、いかにも「桃華月憚」らしかった(笑)。春彦と桃花が二人きりで語らってる過去回想は、許婚設定がまだ生きてる頃の話かな?次回か次々回の話で経緯が明かされそうですが。しかし、時系列順で見ると、せっかく綺麗に幻の桃園で締めたのに、この後あっさり胡蝶三姉妹が本物の桃園に招待して台無しにしてるんだよね(笑)。

*1:TBSアニメフェスタ2007先行上映の第1話