MOON PHASE 雑記

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「レンタルマギカ」第1話

原作既読。今も昔もコンスタントに存在する魔眼モノ。主人公のいつきが福山潤ボイスなので、どうしても「コードギアス 反逆のルルーシュ」を想起させられるけど、原作もキャスティング(ラジオドラマ)もこっちの方が先。この作品もまた、時系列順の第1話ではなく、原作9巻『魔法使いのクラスメイト』に収録されているエピソードから始まってるんですが、これは、何か特別な仕掛けがあるわけではなく、単純にバトルをまず最初に見せたいという監督の意向からこんな構成になったらしい。ただ、その肝心のバトルが、魔法の仕組みや事件の種明かし、いつき自身が体験した現象が何だったのかなど、原作では地の文で説明されてる部分をほとんど端折っていて、しかも1話で完結させるために、かなり早回しで進んだので面白味に欠けてしまった。根底にある細かい設定が物語に与える比重が大きく、某TYPE-MOON作品に近い性質を持ってるので、映像化すると「Fate/stay night」の時と同じような欠点が露呈しそうだと危惧していたことが、まさにその通りになってしまった感じ。でもまあ、最低限、レギュラーメンバーのキャラクターを把握させる役目ぐらいは果たせてるかな?あと、違和感があったのは黒羽の設定。幽霊のはずなのに、雨に濡れてたり、影があったり、委員長に姿が見えてなかったか??アニメ版では、わかりやすくするために、余計な区別設定は削ったのか?出番こそ少ないのに、アディの存在感は異常。一応、穂波とダブルヒロインと言う認識で問題ないけど、アディのデレが強烈すぎて、穂波は不遇の眼鏡ヒロインなんだよね(笑)。エピローグでのアディと穂波のやり取りは最高だったので、原作では少なすぎる学園パートの増量に期待。