MOON PHASE 雑記

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「H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜」第7話

神楽ほたるが、神楽ひなたの呪縛から解放される話。ほたるがひなたと言う名前に固執していて、はやみと仲直りして悪い子になることを頑なに拒んでいたことや、琢磨にしか姿の見えないひなたが自分のことを時ノ音の精霊・音羽と名乗り、琢磨のことを約束の人と呼んでいた理由など、物語の序盤から小出しにされていた伏線が収束し、初公開(?)のエンディングテーマのフルコーラス挿入演出も際立って、まさにいい最終回でした。最終回じゃないけど。作画も安定してたし、アニメ版「H2O」で、こんなに綺麗に纏まったエピソードが見られるとは(笑)。村長の孫娘で、みんなから尊敬される立場にあるひなたがはやみと仲直りし、ゆい様の態度も軟化したので、クラスメイトたちも、少しずつはやみとの関係を修復しつつあった。今さら、どの面下げてはやみと接してるんだと怒りたいところだが、はやみ自身は全てを受け入れる決意をしてるから、クラスメイトが急に馴れ馴れしく接してきても、憎んだり恨んだりはしないんだろう。両手を挙げて喜んでも良い状況へと改善してきているのに、なぜか表情の優れないひなた。みんなが仲良くなればなるほど、自分を偽り他人を演じ続けて、友達に“ひなた”と呼ばれることに耐えられなくなったわけだね。ほたるへと戻ろうとすることを禁ずるのは、やはり祖父。別に、ほたるが姉の死を機に良い子になったとすればいいだけなのに、孫の死を偽ってまで家柄や世間体を気にする爺さんの向上心は異常すぎる。でも、結果的には友達の気持ち、そして、ひなたから琢磨へ、琢磨からはやみへ、はやみからほたるへと巡り巡って届いた言葉によって、ほたるが本当の“ほたる”としての一歩を踏み出せたのは感慨深い。原作では、琢磨がほたるのことを知ったら、いつの間にかクラスメイト達もほたると呼んでいたけど、アニメ版は、ちゃんと自己紹介からやり直したのは良かったかな。それにしたって、みんな順応力高すぎだが。しかし、未だに問題が解決してるのは子供たちの間だけの話で、肝心の部分に触れてないから不安が残る。ほたるに戻ったことを祖父が許すとは思えないけど、さてどうなるか…と思ったら、次回は、魔法少女マジカルおとは vs 農業魔法少女マジカルファーマーゆい?!しかも、再び「ななついろ★ドロップス」コンビ回とは。