MOON PHASE 雑記

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「レンタルマギカ」第19話

実家に戻っていたみかんと付き添いの猫屋敷さんが、帰社予定日になっても帰らない。『鬼の祭り』の儀式で利用する生贄として幽閉されたみかんと、行方不明になった猫屋敷さんを迎えに行くため、社長と穂波がみかんの実家に訪れる話。アディパパ編やユーダイクス編など、アニメ版では長編1巻分を2〜3話ぐらいで消化してたけど、今回はそれどころではなく、原作長編上下巻を2話で収めようという発想が無謀すぎる。猫屋敷vs圭とか、ガラが身を落とした『オピオン』とか、アディのアスモダイ喚起とか、『鬼』編のために必要な伏線を貼ってきてたのに、それらが全く活かされてない端折りっぷりに泣けてくる…。まあ、『オピオン』のくだりをカットしても話の主軸にはあまり影響がないから、圭はいなくても良いんだけど、みかんと香の守り人にして、一応『鬼』編のラスボス・悲劇の中心人物でもある弓鶴の存在が抹消されてるのはどういうことだ。どうやら、辰巳が圭と弓鶴の役割も兼ねてるようだが、それだと、クライマックスが凄く薄くなるのは必至。今回のバトルシーンは、コマ数を減らして見栄えを良くする手法が採られていて、いつもの『レンタルマギカ』らしからぬスピード感が。社長の<妖精眼>発動時のバトルでも、最初からこんな感じに見せていれば印象も違ってただろうに。みかんの姉の香は、10歳前後でみかんと2歳ぐらいしか違わないはずなのに、凄く大人びてますね。それに比べてみかんは、魔術の才能だけでなく、肉体的にも精神的にも以下略。これで次回、影崎が黒羽とアディをレンタルマギカする展開がカットされてたら暴動モノ。せめてポイントだけはきっちり抑えて欲しいなあ。