「恋姫†無双」第11話

まんまと伊藤誠P×マイユアスタッフに踊らされてるっぽいのは気のせいじゃないよな。「真・恋姫†無双」の劉備（桃香）でもなく、原作主人公の一刀でもなく、アニメオリキャラのポッと出のイケメンチャラ男劉備だなんて、前回の予告で色々予想して楽しみにしていただけに、このガッカリ感は尋常じゃないぜ。これでは、原作ファンへのサービスにも、新作ゲームのプロモーションにもなってないし、一番望まれてない展開だと思うのですが。そもそも、劉備が男であることよりも、キャラ自体が今まで築いてきたアニメ版独自の空気に馴染んでなくて明らかに浮いてるので、別の作品になってしまったかのようだ。イケメン劉備に関羽がときめいて求婚を期待する描写とか勘弁してくれ。関羽が兄の悪夢を何度も見ていること、前線に出ない・戦争収入を独り占めするなど、本来の劉備（一刀）像とは真逆の振る舞いに対して張飛が感じている不満、桃花村でのことを聞いたときの華蝶仮面…趙雲の反応、そして何より、璃々を拉致監禁して黄忠を唆した謎の仮面の男と、今回登場した劉備の耳飾り・剣・中の人が同じ事から推測するなら、この劉備が道化を演じて関羽たちを誑かそうとしている小悪党なのはほぼ間違いないと思うんだけど、まだこの世界では劉備の名が売れてないから、あえて劉備の名を騙る必要性がないので、偽者というわけではなくて本人なのか？原作の設定に当てはめると、アニメ版では、この劉備に関羽たちが惚れ込んで桃園の誓いをする、原作とは違う外史の一つでした、と言うオチも十分あり得るんだよなあ。まあ、そんなことになったら、黒歴史として消えゆく外史として無かったことにしたい…。そう言えば、いつもの3人と顔の違う賊がたくさん出てきたのは2話以来か？ようやく、はわわ軍師が軍師らしい采配を振るってくれたのは、前回の流れを引き継いでいて良かった。何げに関羽と張飛の殺陣シーンの動きも良かったし。前半の不穏な空気を一掃したマンドラゴラ馬超はGJすぎる（笑）。毒キノコ食ってネズミーランドドリームで暴れて3日間養分吸われ続けてるとか、その後も、見張りを敵襲と勘違いしておしっこちょっと漏らすとか、汚れ役にも程があるだろ（笑）。次回最終回、関羽が兄のトラウマを克服して、黄忠と趙雲も合流して五虎大将軍が揃ってチャラ男小悪党劉備を倒して、桃園の誓いもどきをやって…と単純な展開で終わるとは思えないけど、どうなることやら。出番がありそうな曹操の役回りも気になるね。