MOON PHASE 雑記

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「喰霊-零-」第3話

1話でまさかの全滅。2話であわや原作ヒロイン死亡!?と引っ張っておいて、3話では黄泉と神楽の出会いを描いた過去回想に。前回の感想で書いた予想が当たるとは。今回のエンディングで流れたテーマソングが本来のオープニング曲のようだし、時系列順に語るなら、1話は世界観と黄泉の強さを見せるために用意されただけで本筋から外れた単なる幕間、2話はクライマックス直前、そして3話がプロローグで、4話から本番と言う位置付けになるのかな?もし時系列的に2話が最終回だったら、原作に直接繋がらないままで、しかも神楽の生死不明という凶悪な終わり方になってしまうけど、さすがにそれは無いと思いたい。白叡の継承者だった神楽の母が殺されたため、白叡を継承して前線に出ることとなった神楽の父に代わり、神楽のお世話をすることになった黄泉。厳格な父の教えを守って、自分の感情を押し殺していた神楽が、黄泉に心を開いていく様子はちょっと感動した。きっちりお風呂シーンを入れてくるところは抜け目無いな(笑)。神楽はともかく、黄泉もなかなか素晴らしい貧乳スレンダーなスタイルを披露してくれたので眼福です。唐突に場面が変わり、神楽が諫山家に引き取られてから3年後。ポッキーを食べる2人の携帯写真カットをそこで使うのが巧妙だなあと思った。ここから、この仲の良い姉妹関係がいかにして壊れて、黄泉がやさぐれていく過程をネチネチ描いていくんですね、わかります。黄泉のゲーム好き設定が生かされてたりとか、先代室長のシルエットがまんまあの人(車椅子室長死亡→おばば室長に復帰になる予感が…)だとか、原作へのリスペクトを感じられつつも、全く違うアプローチで物語を膨らませているアニメ版の構成は凄いね。神楽の母が殺されたシーンに青い蝶がいたけど、こんな早い段階から三途川は暗躍していたのか。殺生石の事にも触れてたので、何らかの理由で闇を抱えた黄泉の心の隙をついて、三途川が殺生石を埋め込んで、生きたまま悪霊化させられるんだろう。今回、黄泉が自分を養子として迎え入れてくれた父を尊敬している心情を神楽に吐露してたから、もしかしたら、重要なお役目を任されていた黄泉の父が、土宮家に切り捨てられるような事件が起こって、土宮家を怨むようになるのかも?アニメ版が原作通りなら、男絡みは十中八九ないと断言できるんだけど、別物だからなあ。