MOON PHASE 雑記

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「喰霊-零-」第8話

冥の退場と黄泉が堕ちるのは、もう少し間を開けて葛藤させるのかと思ってただけに、あっけない幕切れとなるCパートの無惨さにはさすがに驚く。思わずええ〜〜っ!と声も出るさ。死闘の末に冥姉さんを殺した直後に、今度は黄泉が瞬殺…。どんだけチートなんだよ、三途河。しかも、原作に繋げるなら、三途河は黄泉に殺生石を埋め込んだ時点で当面の目的を達成してしまっているので、このままアニメ版ではフェードアウトしてもおかしくないんだよね。そうなると、神楽と黄泉たちの歯車を狂わせた元凶のことは何も掴めず終わる可能性が高いので、ある意味アニメ版の後味の悪さが保証されたようなものか。殺生石の力で理性がぶっ飛んで憎悪だけで行動していた冥はともかく、黄泉養父の弟はどうしようもなく酷いな。書き途中だったらしい、おそらく家督相続に関する書状を冥が遺言状に書き直して、それを読んでほくそ笑んでただけなんだろうけど。男と遊んでいたことを責められるのは仕方ないとしても、それ以外は特に黄泉に非があるわけではないのに、養父を失い、ノリとの縁談も破棄され、獅子王を奪われ、部屋を追いだされ、どんどん追い詰められて弱っていく黄泉の姿に涙が止まりません。そして、神楽が最後の宝物だと言ったところで、冥姉さんから呼び出しと。冥と黄泉の疾走感溢れるバトルは、冥姉さんのはだけた胸元が気になって集中できませんでしたよ(笑)。あと、あの殺生石のテーマらしい挿入歌が映像と合ってなかったような…。冥の鬼気迫る生々しい本音の叫びは凄かったなあ。一瞬正気を取り戻した冥に対して、それでも、冥が養父の仇と知ってしまった黄泉が、切り替わったように刃を突き入れた場面は、『あ、堕ちた』って感じだった。憎悪で冥を殺した黄泉と、黄泉を殺すことになる神楽が対比になってるんだな。これで、愛するものを、愛を信じて殺せるか、と言うキャッチに繋がるワケだ。次回は、冥の亡骸の側で舞蹴(黄泉が乗ってた原付も?あの原付は、原作で神楽が乗ってたのと同じっぽいので、そう思うとなかなか感慨深い)を回収したことで、犯人を黄泉と断定、それから特異点が消失した場所で黄泉の血痕を発見して、黄泉は特異点=カテゴリAに殺されたか何かと判断して行方不明扱いになるのかな?あっさり殺生石を受け入れた冥と比べて、どうやって黄泉が殺生石を受け入れて1・2話の状態になるまでを描くんだろう。そう言えば、黄泉がトオルと三途河のあのシーンを思い出してたので、あれはもう過去の話か。と言うことは、4課に関しては、もうフォロー無し確定?