MOON PHASE 雑記

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「喰霊-零-」第10話

過去から辿ってきた物語が2話へと繋がり、そして、その先に進む話。服を取りに行った“ついで”ぐらいの勢いで殺された冥パパには哀れみの言葉すら出ないな。黄泉の全裸を拝んでから逝ったことすら憎たらしい(笑)。サブタイトルにある通り、悲劇の裏とは良く言ったもので、もう少し引っ張ると思ってた黄泉失踪から2話までの間は、今回の冒頭ですぐ繋がってしまって、そこからは基本的に2話と同じ進行でありながらも、2話では描かれなかった側面をザッピング方式で織り交ぜていく展開。各キャラの立ち位置や心情が見えたことで、原作キャラの登場に沸き、無慈悲で圧倒的な黄泉の強さが際立ってただけの2話の時とは、かなり受ける印象が違ってきた。黄泉が失踪して生死不明扱いの状況で、何を思って神楽がポッキーを咥えて戦ってたのか分からなかったんだけど、黄泉を失った神楽の精神的な支えとして上手く使ってきたなあ。「喰霊-零-」に欠かせないアイテムとしての面目躍如か。まあ、真剣な顔でポッキー高速食いされると、何となく笑いが込み上げてきちゃうんだけどさ…。そして、ノリちゃんが意気地無し呼ばわりされることになった経緯が明らかに!うわあああ、白いs桜庭ぁーーーーーっ!!!ついに、OPの羽持ちキャラが消され始める時が…。以前、ノリちゃんとダーツに行った時に、『俺をダシに使うなよ。俺が諌山に恨まれる。』とか冗談めかして言ってたけど、まさか、2人の時間を邪魔したと思った些細な嫉妬心でさえ、殺生石の力で理性が吹っ飛んで欲望が増幅した今の黄泉だと、ここまで凶悪な憎悪の原動力になってしまうとは。これだと、ノリちゃんを誘惑(演技)しようとした二階堂女史は相当ヤバイんだぜ?八つ裂き程度では済まなそうだぞ。しかし、この状態でも、黄泉がノリちゃんに望んだことは自分を殺して欲しいだなんて、よっぽど惚れてたんだろうなあ。にも関わらず、この局面で何も選べなかったノリちゃんには愛想を尽かしたというか、興味を失ったというか、そんなところか。そして、神楽のエロピンチは、神楽パパ登場で回避してました、と。次回は、神楽パパが致命傷を負って神楽が白叡を継承してる隙に、仲間たちが次々と黄泉に殺されてしまうんだろうか?
それにしても、余韻を台無しにするCM、イメージソング集「百合ームコロッケ」のネーミングは酷いな(笑)。