MOON PHASE 雑記

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「空を見上げる少女の瞳に映る世界」第1話

京都アニメーション初のTVオリジナル作品は、90年代の薫りが漂う異世界ファンタジー。「エルハザード」とか「エスカフローネ」を思い浮かべるなあ。浮遊都市と聞いて、このクオリティで「イース」か「空の軌跡」をアニメ化してくれたら小躍りするんだけど。京アニプロジェクト第1弾「MUNTO」&第2弾「MUNTO〜時の壁を越えて〜」としてリリースされた元々のOVA版は、ネット配信で見ようと思いつつも結局未視聴なんですが、現実世界と異世界が隣り合わせだったり、ヒロインが特殊能力を持っていて異世界を見ることが出来たり、その異世界では世界の存亡を賭けてバトルしていたりと、前述の通り、コテコテのファンタジー路線だったんですね。第1話から第5話ぐらいまでは、OVA版を新キャストで再録し、各話50分尺の本編に新規カットを加えて再編集して放送するようで、その後の第6話以降が完全新作の完結編エピソードになるようだ。今回新たに作られたオープニング・エンディングと本編の映像を比べると結構違いが出るな。内容は、OVAフォーマットと言う限られた中である程度区切りをつけなければならないからだろうけど、とにかく説明セリフが多い。半分ほど「鋼殻のレギオス」に分けてやって欲しいぐらいだ(笑)。『アクト』と言う天上界を保つ万能の力が枯渇しかけていて、このままだと天上界が滅亡してしまうので、『アクト』を最も多く消費している『魔導国』を崩壊させて延命措置を計ろうとしてるのが大局で、世界の滅亡を防ぐ鍵となるユメミを見つけ出したムントは、何とかしてユメミに接触を図ろうとしてると。でも当のユメミは、13歳で結婚するとか言い出した、ちょっと頭のゆるい幼なじみのスズメを心配して、スズメの彼氏の素行調査に勤しんでますよ。てっきり高校生だと思ってたら中学生だったのか。…いや、結婚ネタがやりたいから中学生にした、が正しそう。一応、殺し合いをしてる天上界と、天上界が見える悩みを抱えてる以外は普通の学生生活をしてるユメミとのギャップを大きくする効果もあるかな?しかし、今どきの女子高生設定だと言うならわからなくもないけど、ユメミがピアスしてるのは違和感があるなあ。それとも、あのピアスも他の人には見えない重要アイテムだったりするのか?あと、ユメミが水溜まりに映る天上界を傘で隠して見えないようにしてる部分は、単なる誇張表現じゃなくて、マジで道路一面水浸しだったの?ユメミの能力が覚醒するのは最後の最後で、それまでは、イチコがムントの話を聞いて危惧していたように、ムントと一緒に天上界に行ってしまうと二度と地上界に戻れなくて、地上界に残るか、天上界に行くかで苦悩する展開になりそうだな。