MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「君が呼ぶ、メギドの丘で」

人間は神様の作った箱庭世界の実験動物で、人口が一定値を超えると滅ぼされる。その事実を知ってる先代の救世主は、争いを誘発したり、大量虐殺したりして人口の増加を防ごうとしてる。世界観は、まんま剣と魔法のファンタジーグレンラガン

●「うたわれるもの」→世界を災厄から救うため自ら封印されることを望んだハクオロさん。エピローグでエルルゥと再開できたのかどうかはプレイヤーの想像に任せるエンド。
●「ティアーズ・トゥ・ティアラ」→友と肩を並べて神の戦車に勝利するも、塔から脱出不可能で死を覚悟したら、ミラクルへぼ詩人のおかげで助かって大団円エンド。
●「君が呼ぶ、メギドの丘で」→自分たちが成し遂げたのは神が残した最悪の仕掛けを次の救世主に伝えることだけ。ベーグルがマリアに仕込んだ子供が偶然(必然?)双子だったので、世界を救うのは子供たちが成し遂げましたエンド。
Leafのファンタジーシリーズ(?)は、どれも神が悪役として描かれていて、主人公が何を選択するのかを最終的な落としどころとしてるので、方向性としては悪くないし、タイトルに偽り無しのオチではあるんだけど、それでも、40時間ぐらいかけて冒険して辿り着いた頂上に絶望しかないのは酷すぎる。ようするに、本編に繋がる前日譚だけでゲーム1本作っちゃったという。
・禁忌を犯してまでベーグルたちを助けに行く決意をしてたはずのナタス・セシリア・エレミアの出番は?→スルー
・振り出しに戻ってから、ベーグルの子供を宿してたマリアは記憶を失わなかったけど、リノンとヤハの記憶はどうなったのか?→スルー
・同じく振り出しに戻ってから、セシリアやエレミア、スウェンやチャドなど、他の仲間たちはどうなったのか?→スルー
・世界時計の下僕にされたっぽいベーグルは、世界時計を倒したらスウェンと同じ末路を辿ると思うんだけど、どうなったのか?→スルー
・ベーグルは、バディを蘇生したのか、新しく自分の細胞から作ったのか?→スルー
・ベーグルはマリアと再会できたのか?→スルー
・双子の冒険譚は?→王道RPGならこの2人の物語が本筋になりそうだけど、それはまた別のお話
ここまで来ると、プレイヤーに想像の余地を残すとかではなく、単に投げっぱなしと言うんだと思うのですよ。アイテムコレクションが好きなら、RPGのやり込み要素は面白いんだろうけど、同じマップを何度も行ったり来たりするのは飽きる。アイテムも、ダンジョンを攻略するのではなく、ひたすら敵がレアアイテム落とすのまで頑張るだけだし。それから、せっかく仲間を増やしても、使えるのがメイン4人固定なのも勿体ない。敵とのエンカウント率が高めなので、ムリにレベルを上げなくても、自然にボスを倒せるレベルになってるゲームバランスは上々かな?ただし、即死攻撃多用のラスボス除く。まあ、ヤハにオーバードライブ+気合+魔槍封神撃を連発させておけば大抵勝てるんだけどさ。全体的にエロが薄いのは想定の範囲内ですが、キービジュアル的にメインっぽかったリノンには、偽リノンのモンスター陵辱、自白剤の副作用を沈めるためのエッチ、エレミアに強要されて公開フェラと、本当の意味で甘いシーンゼロ。他のキャラもラブラブっぽいのは皆無に等しく、メインヒロインが実はマリアで、エロも一番濃かったと言うのは予想外だった。仮にコンシューマー移植されたとしても、タイトルを変えてでもシナリオ追加してきっちり完結させてくれないと買いたいとは思えないなあ。