MOON PHASE 雑記

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「化物語」第1話

原作未読者どころか、原作既読者でさえ裸足で逃げ出しそうなほどのシャフト臭!アニメ誌などのインタビューから、「ef」以上にキツイ演出で、演出意図とかいちいち考察してると疲れそうな作品になる予感はしてたけど、ここまでとは…。しかも、今期は「懺・さよなら絶望先生」と作風まで被ってるし。バナナの皮や文房具に実写を使わなかっただけ良心的な方か?
原作は、タイトルでもある「化物語」のみ既読。西尾維新作品初の映像化は、現代の『怪異』に触れてしまった女の子(限定)を助けるために阿良々木さんが尽力するのが2割で、残り8割が掛け合い漫才で構成された話。と言うか、「化物語」に限らず、西尾維新作品はどれも似たような感じとも言う。「化物語」の作中でも前日譚のことに少し触れてるので、委員長のパンツが強烈に目に焼き付いたアバンのシーンが「傷物語」のダイジェストだったと言うことは何となく理解できた。キャラ同士の掛け合いが作品のキモと言えるだけに、アニメ版もシナリオはほぼ原作通りだなあ。そのせいか、演出に比重が偏ってしまったようだけど。ただ、早口+圧縮+心理描写カットのせいで、地の文でダラダラと綴られてる本来の味を再現出来てるとは言い難い。しかも、阿良々木さんのツッコミが、セリフではなく、画面の随所に散りばめられた文字演出だったりするので、原作未読だと、その場面で言わんとしてたネタをほとんど理解できないまま、親切に待ってくれることもなくドンドン流れてしまってポカーン状態に陥るのではないだろうか?中学生時代は快活なスポーツ少女だったのに、“蟹”に重さを持って行かれて体重5キロになってしまい、儚げな深窓の令嬢とか呼ばれるようになったひたぎさん。しかし、その本性はッ!出会った頃のツン過ぎるひたぎさんが素敵。カッターとホチキスを口に突っ込まれてから始まる恋だってあるさ。…え?レディコミ風レイプから始まる恋よりありえない?気にしたら負けだ。でも、ひたぎさん担当回は2話だけなんだよね。まあ、『まよいマイマイ』以降、八九寺が絡んでからがどのキャラも本領発揮みたいなものだし、そんなもんか。次回は、ひたぎさんの部屋でのやり取りが楽しみだ。主に、堂々とした脱ぎっぷりにだけどな!プリンセスラバー!」みたいな修正が入ってたら絶望して枕を濡らします。