MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「Angel Beats!」第7話

ONE、KanonAIRCLANNAD、etc... 相変わらず、病人を最期に連れ出す展開がお好きなことで。音無くんの妹は渚のセルフオマージュですよね?中の人的にも。

それにしても、前半の音無くんが記憶を取り戻す過程の意味のなさは拍子抜けすぎる。前回まで色々考察していたのは何だったのか。主人公の記憶を失わせることで、SSS団との距離を置いて、この世界の仕組みを第三者視点で見直させ、それを軸にストーリーを回し、ストーリー上、記憶を失ってる必要性がなくなったら、催眠術と言う便利能力を持った直井くんを登場させて、主人公の記憶喪失という枷を解消してしまう。この過去が今後の展開に重要な意味を持つなら良いんだけど、これで終わりだとしたら、主人公の記憶喪失の設定は、人間関係を物語に都合が良いように配置するために必要だっただけで、物語そのものには必要性が無かったことになるよなあ…。そして、音無くんが過去を大して引きずることもなく、後半は釣りキチ三平パロなオペレーション。天使ちゃんがマジ天使なので、ゆりっぺをメインヒロインの座から蹴落とそうぜ!な展開へ。少し距離が縮まったからと言って、『かなで』『結弦』と名前呼び捨てさせようだなんて、音無の野郎、ちょっと主人公だからって調子に乗りやがって!自分も原因の一端を担ってるはずなのに、もう生徒会長じゃないんだし発言は、さすがにデリカシーなさ過ぎだろ。天使ちゃんも腹の中ではどう思ってるんだか。まあ、自分を貶めた日向や竹山に対しては、釣りの初心者を装って腹いせしてみたいですけどね(笑)。ヌシを仕留めて和気藹々な中、SSS団の誰にも気付かれることなく、いつの間にかいなくなってたゆりっぺが負傷して帰ってきて、天使にやられたという。普通に考えれば、ヌシを仕留める時に、みんなを助けなきゃと言う『かなで』としての自我が、不完全なハーモニクスの分身能力によって、不穏分子を排除するシステムとしての『天使』の部分と分離したままになったんだろうけど、どちらかというと、実は黒幕だったゆりっぺの自作自演説の方が、物語としては面白くなりそうだ。…そのどちらの予想も外れて、単に量産型天使とか、某綾波的存在だったら色々な意味で泣けるな。