「Angel Beats!」第9話

†壮絶な戦いだったわ
………え？前回の思わせぶりな引きは何だったんだ。天使ちゃんの内面での葛藤が見られると思ってたのに、たった一言で終了かつ性格も表面上は変化無しだなんてガッカリだ。この世界の存在意義とか仕組みとか、天使ちゃんが語らないだけで実は色々知ってるっぽいから、シナリオの都合上、まだ内面描写できないのかもしれないけど。天使ちゃんが壮絶な戦い（自己申告）をしてる間に、本編は音無くんの失われていた記憶回想続き。電車事故に巻き込まれて即死したわけではなく、あの後、生きるための7日間の戦いがあったと。地下ダンジョン探索、草野球、そして今度は救助活動…どうしても、リトルバスターズ！を想起させるよな。これで、腹のケガで身動き取れなくなった音無くんが電車のオイル漏れを食い止めていれば完璧だったのに！ただ、いくら作品のテーマが人生賛美と言っても、一斉にドナー許可証明を書くのは露骨に美化しすぎだと思う…。それにしても、妹を失い、誰かを救うために勉強していたのに、結局誰も救えず無力感に苛まれて失意のまま命を落としたのが音無くんの未練だというのならともかく、音無くんの記憶に残っている以上、救助が間に合ったことは知ってるはずなので、音無くんが成仏する条件は、最期に自分の命で誰かを救えていたと言う事実を“忘れていたことを思い出すこと”こそが当初の消える条件だったと考えるのが正解？天使ちゃんと触れあって真実を知ったことで、その条件が書き換わってしまったから、消えずに残ったようですが。次回からは、音無くんが天使ちゃんをコントロールする立場になったことで、状況に流されてるだけの前回までに比べたら、視聴者が物語に共感しやすくなりそうだ。思惑通りに事が進めば、ラスボスはゆりっぺと言う事になりそうですが、そうすんなりとは行かないんだろうな。みんな成仏して終わりではあんまりだけど、綺麗な落としどころが思いつかないなあ。