「フルメタル・パニック！12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)」読了。

†さあどうだ！約束通り、彼女を連れ帰ったぞ！？
レナードのしょぼい死に様とか、読者の心理的にはともかく、物語的には色々台無し（笑）のクルツ生還とか、不満点がゼロではないけど、12年読み続けて間違いなかったと思えるぐらいには素晴らしい完結編でした。敵味方問わず、それぞれに見せ場があって、長編最終巻に相応しい充実度。さんざん引っ張り続けてモヤモヤさせられた、かなめの復活は、愛を囁いて目覚めさせるのではなく、罵倒されて自我を取り戻すあたりが、いかにも2人らしくて良かったなあ。そして、カリーニンとの対決あたりから、もうジワジワとこみ上げてくるんだわ。そして、最後の見開き挿絵は反則すぎるよ。ともあれ、短編集の書き下ろしで後日談読みたいなあと期待しつつ、楽しませてもらってありがとうございました。

と言うわけで、原作長編が完結したことだし、早速アニメ四期をですね。まだアニメ化されてない『踊るベリー・メリー・クリスマス』から『ずっと、スタンド・バイ・ミー』まで一気にやってしまうのが一番だろうけど、『終わるデイ・バイ・デイ』以上に鬱話になる『燃えるワン・マン・フォース』をどう切り抜けるかがネックかなあ？