MOON PHASE 雑記

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「エル・カザド」第1話

NOIR」「MADLAX」に続く、真下耕一監督・美少女ガンアクション三部作の完結編。激しく後付け設定っぽいけど。まあ、いつも通りの真下節が炸裂してるし、エンターテイメント作品としては、無難に楽しめそうではあるな。ただ、演出は控えめかなあ?ヤンマーニ並のインパクトは、さすがに無かった。オープニングとエンディングのハダカ率は高かったけど。あと、メイン2人を見ていると、「MADLAX」よりも「NOIR」に近いので、個人的には大歓迎。霧香とミレイユぐらいの関係になってくれると嬉しい。作品の雰囲気は、三部作の中でも一番軽い感じがするね。人は死にまくってるが…。とりあえず今回は顔見せ程度だったけど、脇を固めるサブキャラ(敵キャラ?)にも、個性豊かなのが揃ってそうだし、これからキャラが踊り始めるのを期待して様子見かな。

「桃華月憚」第1話

ORBIT原作のPCゲームを原作とし、アニメ版「ヤミと帽子と本の旅人」スタッフが再集結して贈る、幻想奇譚恋絵巻。原作が延期してまだ発売されてないので、原作&アニメ版公式、ORBIT公式サイトで配布中の体験版、コンプティークで連載中のコミック版、原作の前作という位置付けだった「顔のない月」、同じスタッフが手掛けたアニメ版「ヤミと帽子と本の旅人」あたりの情報は、予備知識として知っておいた方が、多少は物語を理解する手助けになる…かもしれない。それにしても、導入部からここまで難解だと、さすがに疲れるわ。主人公・桃香のママンが鍵なのは間違いなさそうだけど、由美子は心が壊れていて、桃香を女の子だと思い込んでるから、桃香は女装してるが、その事を心苦しく思ってる?由美子が小説を書いている世界での桃花は、由美子の創作ヒロインで、何らかの理由で既に消えてしまった?また、桃香も由美子の本当の子供ではなく鬼梗が作った人形?爺さんと騎乗位でヤってたのは誰?春彦が父親だと思っていた人間は、清春ではなく清次らしい。由利子と「顔のない月」の倉木由利子の関係も気になる。上津三原にいる由美子とは別に、ノートPCで物語を書いてる、もう一人の由美子が存在するようだが、2人の由美子が書いている話が、どちらも「桃華月憚」で、物語が進むとどこかで交わる予感。『サブタイトル』『アイキャッチ』『ツヅク』などを読み上げてたのは斬新すぎて笑ったけど、「桃華月憚」という舞台劇の台本を音読してるという設定か何かで、意図的な演出っぽいな。最後に、別世界に飛んだ桃香が、駅のホームで桃花と再会するシーンは、まるで最終回なんだけど、時系列も入れ替わってるのかなあ?とにかく、春新番屈指の考察アニメになるのは間違いなさそうだ。