MOON PHASE 雑記

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「かんなぎ」第1話

その域に達したヤマカンの実力を見るときがきた!
原作既読。お兄ちゃん@結城心一を差し置いて、妹@武梨えりのマンガが先にアニメ化とは。よし、Cパートを使って、「ももえサイズ」を短編アニメ化するんだ。とまあ、無茶な妄想は置いておいて、色々な意味で注目のクリエイター、ヤマカンこと山本寛の2回目未満監督作品は、神様同居ドタバタ伝奇ラブコメ。アイドルサクセスストーリー風のオープニングは、期待通りと言うべきか、それとも芸風がマンネリだと言うべきか。神様の力を蓄えるには、人々の信仰を集めるのが一番らしいし、実際原作でもそんなシーンがあったりするんだけど、オープニングのようなアイドルらしいアイドルキャラは、ナギよりざんげちゃんの方が似合ってる気がするよ。ナギは、やっぱり魔法のステッキじゃないとね(笑)。もう、原作でもこうだったのかは忘れてるけど、電話の会話でのみ出演したつぐみも顔は出さず、神木を使って精霊像を彫った仁と、その像を依り代にして顕現したナギの出会いと過去、そして2人のこれからを示すことだけに絞られた初回。恋人同士が作ってる2人だけの世界は定番だけど、仁とナギのピュアな空間を作りたい→だったら他の邪魔なキャラを排除してしまえ、と言うのが潔い。ナギの体に反応する仁は意外とムッツリだ。縞パンを選ぶなんて、クオリティ高いな、マイブラザー。ところで、公式サイトのインタビューを見ると、「明日のよいち!」より先に、この「かんなぎ」で、高橋龍也がアニメの脚本デビューするみたいですが、第六幕までの脚本は全て倉田英之担当と判明してるので、担当回は後半で確定らしい。高橋龍也本田透の担当回は注目ですな。

「とらドラ!」第2話

もの凄い駆け足展開。2話で原作1巻のエピソードを消化してしまった。アニメ版はここまでをプロローグという位置付けで割り切った?これが、ただ尺不足という理由で削ったのだとしたら評価できないんだけど、今後のことを睨んでいるのなら大胆ながらよく練られた構成かも。前回、関わったらヤバイとしか思えない大河の奇行を見せておきながら、いつの間にか大河は竜児の家に入り浸ってたりする。竜児が大河を見守ってやりたい存在だと思うまでの経緯、大河が竜児といるのを居心地が良いと感じるまでの経緯、どちらも肝心な部分をじっくり描いてないので、いつの間にそんな関係に!?と戸惑いを覚えてしまう。でも、主人公たちの心情を意図的に端折ることで、竜児と大河が一緒に登校したり、竜児の家から出てきた大河を目撃したりで、2人の仲を勘違いしてしまったクラスメイトたちの視点と視聴者が近しい立場になるので、北村への告白からのくだりで、自分でも何を言ってるのかわからなくなるぐらい一杯一杯の大河が竜児のことを語ってるシーンが際立つね。北村は色々悟りすぎだろと思わなくもないが、原作を知ってるとこの時点で北村には別の想い人がいることがわかるので、大河の決死の告白に対して、良いお友達になれると実質振った理由も今なら納得。この辺りがアニメ版で語られるのはまだまだ先だろうけど。そういえば、大河と北村の間に1年前に何があったのかも明かされなかったし、大河が北村に惹かれた理由も後回しになってるな。これで早くも竜児×大河が鉄板かと思いきや、今回、親と不仲の大河の家庭事情がさらりと語られてたけど、大河の竜児に対する感情は父親の代わりのようなものだし、竜児はみのりんにまだ何のアプローチもして無くて、大河への気持ちは保護欲みたいなものだから、決め付けるのはまだ早い。とりあえず大河の告白が済んだので、次回はみのりんのターン。ばかちーの出番はまだか?