MOON PHASE 雑記

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「うたわれるもの」第7話

ちょっと期待しすぎたか。さすがに詰め込みすぎで、ストーリーがほとんど無く、ひたすら戦ってるだけで終わってしまった。駆け足すぎて、不自然なまでに快進撃だし。戦闘シーン自体は、群衆の動きに力を入れていて、動いてる人の数も尋常じゃなくて見応えあったんだけど、同じ回の中で使い回しが目立ったことと、(少人数戦と多人数戦なので単純に比較は出来ないけれど)5話のように際だった迫力のあるシーンが皆無だったのは残念。また、それ以上に納得いかないのが3点あって、1つ目は、エルルゥの慈悲で解放されて、あそこで改心してインカラに掛け合おうと城に戻る途中で夜盗に殺されるというヌワンギの見せ場が、有耶無耶のまま逃走しただけに見えてしまったこと、2つ目は、ベナウィがインカラを殺し、自らも死のうとした時に、ハクオロに引き留められてから忠誠を誓うシーンが削られたこと、そして3つ目が新しい国にトゥスクルと命名するシーンがサラリと流されたこと。駆け引きや葛藤がしっかり描き切れてない。もう一言二言のセリフと溜めを加えるだけで、随分印象が変わったと思うんだけどな。しかし、今回のラストでウルト(とカミュ)登場まで入れたのには意表を突かれたよ。次回は一息ついてほのぼの話だ。Bパート後半でまた、シケリペチム侵攻による不穏な空気が流れ出すんだろうけどね。

> 序盤、かなり駆け足で追ってきました。
> 大変なボリュームの物語なので、終盤に大事になってしまいかねないという判断です。

アニメ版シリーズ構成・脚本:上江洲誠氏の公式サイトより。ハクオロが皇になるまでは、壮大な物語のプロローグに過ぎないので、削る所としては正しい。しかし、その点を考慮しても、今回のシナリオの取捨選択が雑に感じたのは、やはり脚本担当がシリーズ構成の上江洲氏では無かった影響が多少はあったのかな?

追記. 出来る限り原作と切り離して、もう一度7話を見直してみたら、結構悪くないかも。語られてないシーンも、前後の繋がりとキャラクターの表情から読み取れる余地があるので。それでも、端折った感が強いのと、アルルゥの出番が少ないのは変わらなかったけど(笑)。