MOON PHASE 雑記

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「うたわれるもの」第14話

これは凄い。ハイクオリティな時代劇映画を見ているようだ。手を変え品を変え繰り広げられる合戦シーンの連続で、緊張感もシリーズ最高潮。しかも、肝である戦闘シーンが本当に良く動く。いや、動くと言うよりも、キャラの特徴を良く捉えた殺陣の見せ方が秀逸なのか。今回は、キャラのセリフにしろ行動にしろ動きにしろ、全てが格好良かった。特に、助太刀に来たトウカの殺陣の格好良さは異常。思わず何度も見返してしまったよ。話としては、シケリペチムが本格的に侵攻を開始し、ハクオロの策で何とか凌ぐという、ギリギリの攻防が続く。原作では、ニウェとの最終決戦を目前に控えた前哨戦扱いだったと思うんだけど、かなりオリジナルのシーンが追加されていて、なかなか面白い。ディーを従えてるニウェが、戦いに飢えた狂った皇である事が良くわかるので、こんな戦闘狂の道楽のために、ヤマユラの人々が殺されたのかと思うと余計にやるせなくなるな…。前回に引き続き苦悩するハクオロにエルルゥが寄り添って夜空を見上げるシーンは名場面の一つだよね。エルルゥの存在が徐々に大きくなってきてるけど、今回はアルルゥの出番が少なかったのが残念。城を任されるのも、アルルゥムックルではなくウルトリィだし。シケリペチム軍を止めるベナウィ隊と、ニウェを討つハクオロ隊に分かれたけど、ハクオロ側が見事に女性のみの編成になってる所は、さすが好色皇と噂されるだけのことはある(笑)。