MOON PHASE 雑記

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「セイントオクトーバー」第12話

エンディングが元に戻ってガッカリした。ただし、今回のシリアス全開な本編の引きを見ると、良く空気を読んだ、とも言う。ユアンとクルツの正体発覚、そして、徹底的に小十乃が追いつめられる、物語の折り返し地点に相応しい重要回。“慈愛の石版”と“支配の石版”ですか。人ですらなかったのには驚きだが、記憶がないのは予想通り嘘だったし、子供のフリして小十乃やヨシュアに甘えて、その上、自分の身を守るために小十乃たちを利用していて、“ジャッジメント”の秘密も隠していたと思うと、悪役丸出しのクルツより、ユアンの方がよっぽど腹黒で、真の黒幕に思えてきた。ソフィアが愛に狂って壊れる様子を、文字通り頭のネジが外れる描写で示して、消えてしまったソフィアの姿をネジに重ねて泣くカフカの姿はシュール過ぎた。5話でエルロックが消滅した時、この事実を知った小十乃は耐えられるのか?と感想を書いていたのが現実になってしまったな。今回は、小十乃のやられ姿と悲鳴が、映像的にも、中の人の演技も、かなり良かったですよ。いつもの「セイントオクトーバー」とはまるで別作品のようだ。