MOON PHASE 雑記

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「桃華月憚」第19話

物語の中枢を成す、守東家の秘密が明かされる舞台劇仕立ての凄い回だった。あくまで舞台の中の話であるとオブラートで包まないと、放送不可能だったのかもしれんね。守東家・倉木家・川壁家を中心に、1969年から現在に至るまでを、一部本人出演の舞台で描かれる話。途中のCMもカットで、ラストをサブタイトルコールとオワリで締める演出。上津未原に住まう神様関連を除いたほとんどの伏線を消化。今回の話を見た後に第1話を続けて見直すと、かなりすっきりすると思う。謎だった部分が大体明らかになったし。前々回の『月』の事があったので、何となく下品な想像をしていたんだけど、舞台の『幕』と、あっちの『膜』とを本当に引っ掛けた内容だったので驚いたよ。とにかく近親相姦のネタが濃すぎてやばいなんてレベルじゃない(笑)。由利子は倉木家に預けられてた娘で、「顔のない月」とクロスオーバー。「顔のない月」の倉木由利子との関係はパラレル設定なのかな?同一人物かどうかは微妙。清春は引き取られた由利子と禁断の仲となり兄妹相姦→幕…膜は開く…で、うわぁ!?な感じ。妹相手にお医者さんごっことか、貫通式とか、学園の舞台で生徒に見せる劇の内容としては度を超えてるだろ(笑)。『上巳の歌会』の前に妹を妊娠させてしまった事が発覚し、清春は謹慎処分。清次は清春の代わりに連れてこられた養子。由利子と清春の間に生まれた娘が由美子で、父である清春に会いに行ったら、精神の病んだ清春に由利子と勘違いされて襲われる。そこに助けに入った清次は、清春の記憶ごと仮面の欠片を埋め込まれてしまい、清次は自分のことを清春と思いこむようになる。清春と由美子を撃ったのが、清次の恋人の瑠衣で、清次と瑠衣の子が春彦らしいな。由美子を由利子だと思っている清次は由美子は犯してしまう。そして、その2人の間に生まれたのが今は亡き(?)桃香(♀)。由美子は精神を病んでしまい、ジュナに取り憑かれることで何とか自我を保ってるらしい。桃花の問いかけに答える桃香とのやり取りは、今までに何度も出てきた、自分たちが今を生きている意味を受け入れる思いの集約で、感動的になっていたなあ。次回は『桃』だから、予告のカットは桃尻ですか(笑)。『桃』は1話のサブタイトルになるものとばかり。