MOON PHASE 雑記

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リトルバスターズ!

Refrainを終わらせて、個別ルートを再プレイして、グローバルフラグで変化したテキストやバッドエンドなども回収して、ほぼフルコンプ。総プレイ時間は約25時間で、CLANNADの半分ぐらいだったかな?実は、Refrainのネタバレを知ってしまった状態でプレイし始めたので、Refrainクリア前とクリア後で、個別ルートの印象が大きく変わるってことはなかったんですが、作り手からの強制ではなく、プレイヤーの自然な欲求で再プレイを求められる作品世界だというのは、確かにそうだと言える。物語のギミックは、広い視点で捉えると、浩平がヒロインの成長を促した「ONE」の繭ルートや、人々の繋がりや絆を集めることで奇蹟を生んだ「CLANNAD」と似通ってるね。理樹と鈴を成長させるために8人が生み出した虚構の世界。その中で存在した個別ルートでのヒロインの振るまいが、どこまで演技でどこから本心だったのかを考え出すと尽きないな。2人の成長を見守ると同時に、この世への未練とでも言うべきトラウマを克服し、自分も救われることで、ようやく虚構世界での役割を終える。世界がループする際、どの程度以前の記憶が残ってるのかは問題だけど。恭介、謙吾、真人、小毬の4人は、ほぼ世界の秘密について把握してたように感じましたが。ただし、それぞれのルートのクライマックスで、そう進むように仕向けたのは恭介以外ありえないだろうね。Refrainに入る前は、理樹と恋人関係になった記憶をかすかに残したまま、何度も何度も繰り返し演じさせられたんだろうから、それは想像を絶する精神的負担のような気がする。だからこそ、トゥルーエンドであっさり語られてたけど、葉留佳とクドは理樹の力を借りずに問題を解決できたようだし、既に精神的に強くなった小毬や美魚は、もう現実世界でトラウマが発動したり美鳥が現れたりすることもないんだろう。8人が作った世界だから、野球のメンバーも既に決まってるみたいなことを恭介が言ってたけど、恭介、謙吾、真人以外の5人のヒロインは、事故に遭遇した時、たまたま波紋が共鳴したから虚構世界に組み込まれたわけではなくて、修学旅行に行く前に、実際に恭介が提案して、理樹が集めた新リトルバスターズ!のメンバーだったからと言う解釈で良いんだよね?Refrainで、一人ずつ消えていくシーンは演出効果も相まって泣けた。最後の鈴とのキスシーンでは悶絶。そして、ご都合主義と言われようが、全てを描いた上での奇蹟の逆転劇には歓喜しました。オープニングとオーラスエンディングで歌詞の変わる「Little Busters!」も良いね。個別ルートやミニゲームに関する雑感は8月24日分の雑記にて。