MOON PHASE 雑記

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「School Days」第9話

TVアニメ版ではあり得ないだろうと高をくくってたのが甘かった。それどころか、原作のありとあらゆる要素を詰め込んだ上で、最悪の方向に突き抜けやがった!!!今まで温存してたけど、挿入歌に桃井はるこの『Let me Love you -remix ver.-』、エンディングに栗林みな実の『あなたが…いない -remix ver.-』をついに投入!フォークダンスを踊る世界と誠、自分の犯した過ちに気付き良心の呵責に苦しむ刹那、誠にヤリ捨てられた乙女、泰介に誠の裏切りを突きつけられて抱かれてしまう言葉…これらを同時に見せるという、原作の『散る言葉』すら超える鬼畜描写に戦慄したわ!言葉があまりにノーフューチャーすぎて、もはや悲惨どころの騒ぎではない。言葉メール20件のシーンは恐怖演出のおかげで引いたけど、もっと大量でも良かったと思う。休憩室を使って盗撮されたのは、甘露寺と先輩、強引に押し倒してそのまま犯ってしまった乙女と誠。この盗撮ビデオを見てしまうのは世界か、言葉か、はたまた刹那か?乙女に逆レイプされた直後に世界とフォークダンスを踊ってる誠の神経は人として疑うよ。据え膳食わぬは男の恥とは良く言うが、誠の場合はそんなレベルを超越してるし。ここまで来ても、世界が彼女だとハッキリ言えないとか、殺意が溢れて目眩がする。そもそも、コンドームを握って女子の方から男子を休憩室に誘うのが伝統なんて、学園全体が病んでるとしか思えないぜ。ラストの、泰介に抱かれて虚ろな眼になって呟いてる言葉は、もうレイプされてしまったと言う解釈で良いんだろうか?世界と誠のフォークダンスのシーンと失意の言葉の表情とを重ね合わせる演出なら、悲惨な目にあってる最中を意図したものでなければ中途半端になるし。原作の『散る言葉』ルートでは言葉の股から破瓜の血が流れる描写だった部分を、純潔が散らされたのを暗喩した赤い波紋の描写に差し替えたと考えるのが妥当っぽい。ただ、アニメ版の場合、言葉は茫然自失に陥っていて、泰介を抵抗せずに受け入れてしまったようにも見えるので、悲壮感が足りないかも。ほんの少しだけど。でも、描写が曖昧なのでモヤモヤするなあ。もっと明確にソレと判断できるシーンを入れてくれた方が、気持ちにも踏ん切りがつくのに。それにしても、乙女にけしかけられたのを拡大解釈して、強引に言葉を奪おうとする泰介は最悪だろ。言葉を気遣ってるだけ原作より多少はマシかもしれんが、アニメ版の泰介も、もう光とは絶対くっついて欲しくないキャラになってしまった。空気を読んだのか、提供バックの“股見てね”からも退場。次回が『心と体』だと、刹那の逆転サヨナラもありそうなんですが、もしかして、今回の心理描写から察するに、自分だけの思い出として気持ちを抑えるのをやめて、刹那のターン再開?