MOON PHASE 雑記

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「スレイヤーズREVOLUTION」第1話

原作はもちろん既読、原作無印刊行当初からのファンです。ラノベ原作メディアミックス作品の先駆けにして金字塔、「スレイヤーズ」が『TRY』から11年ぶりにTVに復活。11年経った今でも、商業展開の規模的に「スレイヤーズ」を越えたラノベ原作は無いのでは?同じ渡部高志監督の「灼眼のシャナ」でも、まだTVシリーズ2回+劇場版1回だし。それで、肝心の本編はと言うと、『REVOLUTION』なんて単語をタイトルに冠してるくせに、何も変わってない!!あれ?再放送?と一瞬勘違いしそうになるぐらいですよ。キャラクターデザインも、登場人物たちの掛け合いも、テンポも、BGMも、狙ってやってるにしても、ここまでテイストを再現されては、驚くと同時に懐かしさが込み上げてきて感無量。ニヤニヤがとまらん。監督が、初めてスレイヤーズに触れる人でも入りやすい導入にするとかコメントしてたけど、キャラクター紹介やら世界観やら色々と説明をすっ飛ばして、どう見ても古参ファン釣りまくりの内容です、本当にありがとうございました。オープニングはスレイヤーズの世界と魔法を示す象形とキャラクターの表情集。もう少し今後の展開を予想させるカットが含まれていれば楽しめるんだけど。相変わらずゼロスの悪人顔はたまらんな。あのお約束セリフを聞くのが待ち遠しいぜ。リナの呪文詠唱ポーズは1作目以来お馴染みですね。ルークとミリーナはやっぱり登場しないのか?光の剣なしでザナッファーやズーマに対抗できるのか?盗賊をいびりすぎて絶滅しそうだから、今度は海賊をいびると言う破天荒っぷりは、まさにリナだなあとしか言いようがないな。ハイテンションで、細かいギャグで笑いを取り続けるノリは、スレイヤーズ“らしさ”全開だ。ガウリイの剣を探してルヴィナガルド王国にやってきて、リナがワイザーに犯罪者扱いされる辺りは、原作第2部の要素をそのまま使ってるようだけど、連続幼児誘拐事件みたいな重苦しい話は排除したオリジナルストーリーになるのかな?今回のシリーズで肝になるらしい、原作者が暖めていた裏設定とやらも気になります。サイラーグを2回滅ぼしただとか、エンディングの赤眼の魔王と5人の腹心の図で冥王と魔竜王の2人の部分が削られてたりとか、時系列的には、普通に『TRY』の後って事で間違いなさそう。お約束通りにリナの竜破斬(ドラグ・スレイブ)で締めるのではなく、新キャラがお株を奪ってしまう引きで、今までのTVシリーズとはちょっとだけ違う方向性を示した感じ。とにかく、個人的に今期本命なのは揺るがないので、この先どうなるのか楽しみ。分割2クール方式で、1度おあずけを喰らうのが始まる前からほぼ確定しちゃってるのだけは残念ですが。