MOON PHASE 雑記

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「化物語」第3話

□じん‐ちく【人畜】
(1)人間と畜類。人と家畜。「―無害」
(2)人情味のない人をののしっていう語。
(3)ひたぎさんに家畜の如く飼われるありゃりゃ木さんの意。
ありゃりゃ木さんとの漫才相手としては最も面白いヒロイン、小5のロリっ娘・八九寺真宵の登場となる、まよいマイマイ編が開始。と言っても、前半はありゃりゃ木さんとひたぎさんのイチャイチャ漫才で終わってしまったわけですが。後半の真宵vsありゃりゃ木さんを除けば、公園で延々と会話してるだけなので、つくづく映像化に向いてない作品だ。シャフト演出を排除して原作を忠実に映像化したら、ベンチでずっと喋ってるだけだしなあ。ベンチには余裕があるのに、どんどん詰め寄るひたぎさんと、それを避けるありゃりゃ木さん、公園の遊具を利用した空間演出と2人の距離感の関係など、そこに隠されてる意図を色々と妄想するとニヤケてしまうね。最初はありゃりゃ木さんの鼓動と思わせておきながら、実は、『彼女が欲しい』とありゃりゃ木さんに言わせたいが為に、とっても回りくどい言い方で誘導して、核心に近付く度にドキドキしてるひたぎさんの乙女心だったなんて、ひたぎ蕩れ〜と言わざるをえない。それにしても、童貞だの、やりまくりだの、メンヘル処女だの、アニメでは滅多に聞けない単語が飛び交う微エロトークを聞いてると、あ、ポケットにおっきいガムが…。文章だけだと、真宵に関わろうとするありゃりゃ木さんの行動とひたぎさんのセリフの絶妙な噛み合わなさを、ありゃりゃ木さんの心理描写が補うことで上手くミスリードしていたものが、アニメになって視線や距離、会話の間が加わると、真宵に対するひたぎさんの態度の違和感がわかりやすくなってしまうなあ。その違和感の正体に気付いた時点で、この話のオチも読めてしまうんですが。ちなみに、ひたぎさんが提唱した『萌え』の上級用法として用いられる『蕩れ』は、流行るかどうかはともかく、覚えておくと次々回でより●●幸せになれると思われます。