MOON PHASE 雑記

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「GOSICK」第3話

解決編。前回かなり展開に巻が入ったことも功を奏して、一番重要なエピローグに時間が使えたのが大きいんだろうけど、今回はかなり良い出来だった。駄々をこねたり、ちょっとデレの入ったヴィクトリカが可愛いのはもちろんなのですが、そんなヴィクトリカの行動の一つ一つに、狂犬と犯人とを牽制する意味が含まれていたりして、もう一度見返すとなるほどなあと思わせられる。原作がラノベだと、こういう細かいところが実際動いて見えるというのが、アニメ化の醍醐味だよね。秀才なりに頑張った久城は、ちょっとヴィクトリカとの距離も縮まって、少しは報われたかな?ウジウジ悩まず、覚悟を決められるのは好印象だ。トリックの種明かしは、根拠とするには些か無理があるというか、説得力不足な部分があるんだけど、そこは原作通りなので仕方ない。かつて行われた大規模な占いの犠牲になって、その時に国籍を越えて友情が芽生えた2人が、偶然にも同じ時期に復讐を企て、復讐の果てに再開する。儚くも美しい事件に相応しい幕切れだったのではないだろうか。そして、最後にさらっとヴィクトリカの境遇が明らかに。ドリル警部とヴィクトリカは腹違いの兄妹、偉い父の妾だったヴィクトリカの母親は、どうやら曰く付きの人物で、それに恐れた親族はヴィクトリカを腫れ物のように扱い、その結果軟禁生活を強いられている、言わば囚われのお姫様であると言う。ヴィクトリカの母親に関しては、追々明かされていくはず。次回は、ようやくもう一人のキャスト秘密キャラ、アブリル登場。出会いの順番が原作とは入れ替わってるので、やり取りが楽しみ。