MOON PHASE 雑記

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「黄昏乙女×アムネジア」第7話

今回は大幅に原作を改変してきたなあ。影夕子さんの設定と、貞一君が夕子さんに突き落とされて骨折するのと、夕子さんが貞一君を忘れると言う部分以外、ほとんど原型を留めてない(笑)。そもそも、このエピソードは、前回の感想で書いた『アムネジア』回に繋がる話なので、もっとクライマックスに持ってくると思ってたのに、急展開すぎる。こんなに急いで消化するとなると、アニメ版のクライマックスには、どの話を持ってくるんだろう?まあ、個人的には6月の放送は、ずっと夕子さんとイチャイチャしてるだけの内容無しで一向に構いませんけどね!それはともかく、今まで思わせぶりに霧江さんをストーキングしていた黒い影の正体がようやく明らかに。夕子さんが不自然なまでに怒らないのは、怒りや憎しみ恨みといった怨念の感情を切り離して影夕子さんに押し付けて、自分自身は忘れてしまっているから。夕子さん自身が悪戯心で起こしていたものも含め、旧校舎に纏わる怪談全てが夕子さんの失われた過去が歪められて伝わっているものだと、真相に向かって収束していくのは感慨深いものがあるけど、だからといって、現実に目を背けて、夕子さんは自分の意思で人柱になったんですよ!と言う結論はポジティブすぎる(笑)。遺体の足の骨が折れてた理由にも繋がらないし。ももえが噛ませにされたのは吹いたけど、同じ負の感情であるはずの嫉妬心が影夕子さんに押し付けられず、今の夕子さんに存在しているのは、影夕子さんを生み出す前の生前の夕子さんが、恋を知らずに死んでしまった証拠。独占厨は今泣いて良い(笑)。しかし、今回の事がきっかけで、今度は嫉妬という感情の発露を恐れた夕子さんは、その元凶となりうる貞一君を突き放し、自らは記憶を封印してしまった、と。これで貞一君が骨折ではなく本当に死んで、幽霊になって夕子さんと結ばれる展開だったら凄かったのに(笑)。ただ、貞一君が怪我をした場所が旧校舎の例の階段では無くなったので、霧江さんの祖母で、夕子さんの姉妹で、学校の理事長でもある人が旧校舎を取り壊す理由付けにする原作に繋がらなくなってしまったな…。