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第1話から最終回Bパートまでの全てを無かった事にする、劇中劇オチ(一種の夢オチ)で終わらせた「つよきす Cool×Sweet」のラストに、トライネットクオリティの凄さを改めて見せつけられた気がする。しかも、最終回のBパートは総集編だし。これは、スタッフ自ら黒歴史認定したようなものじゃないか?
「ゼロの使い魔」第12話
前回が酷すぎたから余計にそう感じるのかも知れないけど、同じ端折るにしても、今回のアレンジは悪くなかった。ゼロ戦探しに、コルベール先生やルイズも同行させたのは、尺を稼ぐと当時に、ルイズとサイトのやり取りも補完できて上手いと思ったし。あと、サイトがルイズを好きだという明確な意思表示が無く、明らかな描写不足にも関わらず、ルイズにキスしてしまった部分を、そのまま蔑ろにせず、サイトは自分の気持ちを認めてない状態として見せ、むしろルイズの方がサイトを意識しまくってて、キスしたくせに、キスしたくせに、キスしたくせに!と悶々とさせてる描写が、ツボを突きまくりでした。ゼロ戦が2機あって1機が消えたと言う話は、サイトが元の世界に戻れるかもしれないフラグだったんですね。日食とレコン・キスタが攻めてくるのが同じタイミングで、サイトは選択を迫られるが、普通に考えたら、ルイズを選んでハルケギニアに残るんだろうけど。アンリエッタの婚約が既に破棄された状態なので、『始祖の祈祷書』と『水のルビー』がどうやってルイズの手元に来るのか気になる。もし第2期があるなら、原作で語られてる舞台背景やら戦争の話やら伏線の大部分をカットしてるため、原作準拠で続けると悲惨な事になりそうだから、某ゲームのように魔法学院ごと日本に飛ばされる、「ゼロの使い魔 日本編」が見てみたいなあ、とか一瞬考えたりして。原作8巻でやってたサイトの夢オチを現実に。
「BLACK BLOOD BROTHERS」第2話
必ず冒頭に回想シーンを入れる構成なんだな。ブツ切り過ぎて、どういった状況なのかはさっぱりわからないけれど、クライマックスが近付けば、自然と繋がってくるだろうから、とりあえず、深く考えずに頭の隅に置いておく。と言っても、本編も説明が足りてるとは思えないが。ジローとコタロウがヘラヘラしてるだけで、まだ、あまり感情移入できないキャラだからかもしれないけど、作品世界にのめり込めないんだよなあ。ミミコがもう少し掴みが魅力的なキャラだったら求心力も増したと思うが、今回は顔見せ程度で、大して活躍もしてないし。