MOON PHASE 雑記

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TVスペシャル「ああっ女神さまっ 闘う翼」TBSにて今冬放送決定。

原作の連載20周年を記念して、スペシャルの制作が決定。TVシリーズでは描けなかったけど、ぜひやってみたかったエピソードを、合田監督がチョイス。

「逮捕しちゃうぞフルスロットル」第1話

監督こそ変わったものの、良くも悪くも今まで通りで、安心して見られる内容。アニメで動く夏実と美幸のコンビに再び出会えたのは、なかなか感慨もの。自衛隊のレンジャー訓練から戻ってきた夏実と、ロサンゼルス警察で科学捜査を学んで、アメリカから帰国した美幸が、早々に、莫大な財産の相続権問題の渦中にいる少年と出会い、首都ど真ん中で、追っ手とのカーチェイスとドンパチを繰り広げる話で、第1話のサブタイトルは『激走のプロローグ』。足ブレーキも健在。2ndシーズンで墨東署交通課に配属されてた沙織は、体良くお払い箱別の部署に転属。中嶋と同類になりつつあった課長は、当初の渋いおじさま路線に戻ってます。コンセプトは原点回帰らしいので、1stシーズンに近いノリに戻るのかな?各キャラクターの人間関係だけ予備知識として知っておけば、今までのシリーズを見て無くても、すんなり入っていけると思う。作画クオリティは、スタジオディーンにしては、第1話からあまり良いとは言えないレベル。カーチェイスのシーンの迫力の無さには脱力してしまった(笑)。今回の先行上映バージョンは、オンエアまでに結構修正入りそうだなあ。

「ひだまりスケッチ 特別編」前編

ひだまり荘が木っ端微塵に吹っ飛びました(挨拶)。サブタイトルは『8月11日 そして元の位置に戻す』で、偶然なのか狙ったのかわからないけど、作中日付とTBSアニメフェスタ2007開催日が同じ。オープニングがマイナーチェンジ。本編は、TVシリーズから特に変わりなく、いつもの新房・シャフトクオリティ。くどい黒板ネタや実写挿入が無かったので落ち着いて見られましたが。早くも「さよなら絶望先生」ネタを取り込んでるあたりは、実に“らしい”演出でしたね。絶望先生、校長先生、ヒロの体重弄りを繰り返すだけで、それなりにウケが取れてしまうことを認識。TVシリーズの時よりも、明らかにヒロをからかう場面が多くなってると思う。会場でもそのポイントで一番沸いてたし。内容は、原作にもあった夏休み帰省前のプールの話。作画面で水着回のジンクスは発動してないので安心して下さい(笑)。大家さんの出番も多め。校長先生の超人的な動きは、さらに磨きがかかってた。特に、あの大家さんに向かって大ジャンプを披露するシーンは、「CLANNAD」の智代とタメを張れるだろ(笑)。後編はオンエアまでお預け。

「CLANNAD」第1話

†俺たちは登り始める。長い、長い坂道を。
第1話のサブタイトルは『桜舞い散る坂道で』、メインキャラで第1話から出番があったのは、朋也、春原、渚、杏、椋、智代、美佐枝、秋生、早苗、直幸、声なしで幻想世界の少女、声のみでガラクタの人形。やっぱり、向日葵畑を駆ける汐の姿は、CLANNADを象徴してるシーンだと思うので、そこが最も印象に残ったキャラクター紹介風オープニング映像では、ことみ、風子、有紀寧、芽衣、後ろ姿のみで祐介も確認。白石稔がキャストにいたけど、遅刻常習犯の朋也の陰口を叩いてたクラスメート役の1人かな?映像クオリティは文句なし。「らき☆すた」は、何となく省エネ作画っぽいんだけど、こっちは今までの京アニKey作品「AIR」「Kanon」と比べても遜色なし。第1話を見た後の感覚・高揚感は、「AIR」の第1話を見た時と同等かなあ。今更感の漂ってた「Kanon」の時よりは、間違いなく上だし、映像も進化してると思う。モノクロで始まる朋也の視点が、渚と出会った瞬間に世界に色が付く演出は、「涼宮ハルヒの憂鬱」でも使ってたけど気持ちいいものだね。渚の第一声はもちろん、あんぱんっ。体が弱くて休学して1年留年してるため、朋也より年上のお姉さんだと言う事実も判明。春原は、ラグビー部にフルボッコされ、智代に返り討ちにされ、朋也との軽快な漫才も健在で、期待通りの活躍ぶりです(笑)。校庭でバイクを乗り回す時代遅れのヤンキー集団を一瞬で叩き伏せる智代のバトルシーンだけは、まるで別作品になったように動く動く。のちに見られるであろう智代コンボにも期待が高まる。本編に出番こそ無かったものの、学校では幽霊の噂話が広まっていて、風子登場の伏線は張ってました。朋也が被害食べた早苗のアイデアパンは煎餅入りパン“なごみ”、率直な感想を言って泣かせてしまったために、秋生にとっ捕まる朋也。なし崩し的に古河家食卓を囲んでのやり取りは、テンポも良くて春原との漫才より面白かったかも。エターナルだとか大宇宙だとか、朋也の名前ネタもあり。朋也が自堕落な生活を送り、渚の家族に特別な感情を抱いた理由は、自宅での直幸の状態とそれを見て逃げ出した朋也の行動で、それとなく察することはできるな。帰り辛くなって、再び古河パンの近くに戻ってきてしまった朋也は、公園で1人佇んでいる渚の幻想的な姿を目の当たりにする。
†あなたを…あなたをお連れしましょうか?この町の願いが叶う場所へ。
1話はここまで。正直、『メグメル』と『だんご大家族』を聞いて、汐の姿が垣間見られただけで涙腺が緩みそうになる自分がいる。原作のツボを心得た取捨選択は相変わらず上手いと思うので、あとは1本道に再構成されたアニメ版の学園編で、各キャラルートでの光の玉の回収がすっきり纏まるかどうかに注目したい。コミック版のような展開になるんだろうか?