TVA「鉄腕バーディー DECODE」第2期放送決定!
2009年1月から。第2期と言うより、分割方式でしょうね。順当に「かんなぎ」の後番かな?
「鉄のラインバレル」第1話
真の力に目覚めるはずなんだ!俺が正義だから!
原作既読。チャンピオンREDにて連載中のリアルロボット系アクション漫画をTVアニメ化。いわゆる中二病設定の主人公が、ある日謎の少女と出会い、最強ロボットを手に入れて何か勘違いしちゃって、世界規模の戦いに巻き込まれていくストーリー。今回先行上映されたのは、ワールドプレミア版なので英語の字幕付き。オープニングとエンディングはありませんでした。主人公・早瀬浩一の性格を受け入れられるかどうかがまず最初の壁になるだろうなあ。力を手に入れて増長してるのは序盤だけですが、中二病設定で中学生パワーを舐めるなー!正義の味方だからだー!的なノリは変わらないし。あと、早瀬は調子に乗ってくれないと、城崎さんから“あなたは最低です!”と罵られるご褒美が貰えなくなるので困ります(笑)。原作が未完で、まだまだ謎が残されてる状態なので、アニメ化に際して当然アレンジが加わってるのですが、小さい頃にラインバレルのファクターになっていて、それに気付かず力を振るってるのではなく、矢島と理沙子に助けられて、矢島に嫉妬している状態から始まっていて、パシリの途中でラインバレルの墜落に巻き込まれます。そこで全裸で記憶を失っている城崎さんと出会い、加藤機関の攻撃から逃げる途中で、また矢島に助けられた時に、早瀬がファクター能力に覚醒、城崎さんの記憶が一部戻って、ラインバレル召喚。とりあえず、城崎さんの出番はかなり増えそうな印象。原作ではヒロインにしては存在感が希薄すぎて、インパクトがあったのが“あの”シャワーシーンぐらいしかないから、早瀬と絡んでくれるのは望むところ。あと、早瀬と城崎さんは今回出会ったばかりで、早瀬に対する城崎さんの好感度がマイナスからではないのもポイントか。次回から力を手に入れて増長しまくってる早瀬に幻滅して態度がキツつくなるんだろなあ。肝心のロボットアクション部分ですが、ビルに激突したときの衝撃や、アクションを起こすときの圧力効果などで巨大さと重量感を演出しながらも、3Dにありがちなもっさり感が少なくスピーディーだったので驚いた。早瀬がラインバレルで戦って沢渡を撤退させた後、城崎さんに既に死んでることを告げられて次回へ。監督ではないですが、「コードギアス 反逆のルルーシュ」に続き、谷口悟朗が関わっている作品だけに、凡作では終わらない予感。
「明日のよいち!」第1話
原作既読。月刊少年チャンピオンにて連載中のちょっとエッチなサムライ・ラブコメディー漫画をTVアニメ化。17年間山籠もりしていて世間知らずの主人公・烏丸与一が、建前:街に出て経験を積んで精神の修行をするため、本音:父親より強くなってしまったから、…と言う理由で、同じ流派である浮羽神風流の斑鳩道場に居候することになり、そこで出会った美人4姉妹をはじめ、他流派の刺客やら、学園の生徒やらと繰り広げる、「ラブひな」「ToLOVEる」系のラブコメ。今冬放送予定の作品を、かなり早く先行上映と言うこともあり、こちらもオープニングとエンディングの映像は無し。主題歌の楽曲は、meg rockのライブという形でお披露目されましたけど。与一が下山して早々に、いぶきに片思いしてる不良の鷲津と出会って一悶着起こしたり、斑鳩姉妹に不可抗力とか偶然という名のセクハラをしてしまって騒動を起こしてしまうと言うベースのストーリーは原作通りでしたが、与一と斑鳩姉妹の待ち合わせ場所が道場ではなく駅前に変更されたことで、更衣室で着替え中のあやめを固めて胸を揉んでしまったり、ちはやの股間に顔を突っ込んでM字開脚させたりする場所が、駅ビルのデパートになったので、騒動のスケールが大きくなり、ヒロインたちの性格や、真っ直ぐだけど女性の色気に弱い与一の性格などがより掴み易くなってますね。今回の脚本はシリーズ構成兼脚本担当の倉田英之だと思うけど、話の流れを原作とは変えずに膨らませる作りはさすが。ちなみに、原作は「ラブひな」「ToLOVEる」系と挙げたタイトルでわかるように、下着描写が無いと魅力が半減してしまう傾向にあるワケですが、テレビ東京並みと言われるTBSのパンチラ規制の中どうするのか注目でしたが、M字開脚のシーンなどは、画面全体に縞パンを映すと言う、「魔法先生ネギま!」で使われてたのと同じ手法が採用されてました。お色気シーンそのものよりは、セクハラに起因するドタバタの方がメインなので、赤松作品や「ToLOVEる」ほどのダメージはないだろうけど、ちょっと残念。あと、往年の名作「雫−しずく−」「痕−きずあと−」「To Heart」を生み出した、元Leaf・現プレイムのシナリオライター、高橋龍也がTVアニメのシナリオに初(?)挑戦と言うことで、そこにも注目かな?プレイムを立ち上げてからパッとしないけど、同じエロゲライター組の、久弥直樹「sola」や、虚淵玄「ブラスレイター」の出来が良いので、こちらにも期待したい。
「夜桜四重奏〜ヨザクラカルテット〜」第1話
原作既読。人間と妖怪が共存する桜新町で、町長のヒメと、比泉生活相談事務所のメンバーを合わせた4人<カルテット>が、奇怪な事件に立ち向かうハートフル・アクション漫画をTVアニメ化。「ローゼンメイデン」「RED GARDEN」「紅」の松尾衡監督最新作。「RED GARDEN」以降、ちょっと奇をてらい過ぎてるイメージがあったのですが、今回はかなりオーソドックスな仕上がり。TBSアニメフェスタ2008で配布された冊子のインタビュー記事によると、プレスコの採用は、制作サイドの効率優先であって、従来のようなプレスコ効果を前面に押し出した作りにはしてないとのこと。なので、口パクも通常のアニメ準拠の動画3コマらしい。それでも、先に声が付いてることで、キャラクターの仕草や、会話の繋がりや息づかいのタイミングなどが、
「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」第1話
一応、タイトルに『AFTER STORY』を冠して区分けしてますが、原作で言うところのアフターと同じように結婚後のストーリーが始まるわけではなく、監督が雑誌のインタビューなどで答えている通り、そのまま話数のナンバリングを続けてもおかしくないぐらい、ごく自然に続きです。第1話に草野球編・古河ベイカーズ栄光の軌跡を持ってくるあたり、さすがに“わかってる”感が伝わってきて、安心感は抜群ですね。スケジュールに余裕があるんだろうけど、他の先行上映版とは違い、オープニング・エンディング・次回予告まで全て揃ってました。自分は席が遠くてチェックミスしたのですが、頂いた情報によると、OP『時を刻む唄』作詞:麻枝准、作曲:麻枝准、ED『TORCH』作詞:魁、作曲:折戸伸治、が正しいクレジット*1の模様。『メグメル』を変えてしまうのは、作品イメージ的にどうかな?と思いましたが、結論から言えば杞憂だったかと。原作スタッフ自ら新曲を提供してくれたぐらいなので、親和性は高く良かったと感じました。オープニングの映像がギャルゲー風なのは変わらず。登場人物たちは学園編ベースに、アフターでの姿がちょっとだけ被る演出。汐のカットも最後ぐらいで、顔はまだ出てなかったかな?本編は、朋也が花畑で誰かと歩いてるシーンを夢見る過去回想から。朋也と渚が恋人同士になったことは家族や友人たちにも認知されていて、なぜか始まる草野球。それが秋生クオリティ。学園のツテを頼られて、朋也と渚が草野球の選手集めをすることに。1話で纏めなければならないからと言う縛りがあるからかもしれないけど、原作に比べたら、実にあっさり集まる草野球メンバー。ただし、風子は未参加。無印で優遇されてた分、アフターでの出番はほとんど無いのかも。春原は相変わらず弄られキャラっぷり全開で素敵でしたよ。特に智代へのセクハラでフルボッコされる時のテンポの良さは異常(笑)。草野球の試合では、秋生が負傷して渚が登板とか、良いトコ無しの春原とか、超頭脳で球種やコースを計算して打つことみとか、智代のorzとか、色々ネタを拾ってくれて楽しめましたが、やっぱり、祐介が打った後に始まる祐介劇場に全部持って行かれた感じ。最終回、2アウト満塁の打席が回ってきて、肩を痛めている事を理由にこぢんまりとプレイしていた朋也が、渚のためにフルスイング。朋也の打った打球と、幻想世界の光の玉が重なって描かれ、光と影の今後の展開を暗示させるような空気を、次回予告の春原求婚エピソードで全部ぶち壊してました(笑)。
*1:Lia公式で発表されました ⇒ http://blog.lias-cafe.com/?eid=763982